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ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2008年2月号

ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2008年2月号

      翻訳:ビジョン心理学トレーナー 大空 夢湧子


 

2月には着実な広がりがあります。そして1月のハイライトのきらめきがずっと続いています。いい意味での驚き、成長、中心とつながった感じがあります。さらに自分の中の「悪者」のストーリーを発見していくにあたっては、センターとつながることが必要です。変化への怖れをなんとか正当化する口実を探す必要から、人を批判し、誰彼の区別なく敵にしてしまいがちです。私達はコントロールすることを正当化するために、戦いと批判を使い、天の恩恵が届かないよう自分を守り、自分なりのやり方で物事を進めようとします。しかし、今こそ「悪者たち」を責めるのはやめて、感情的知性を大きく成長させる時なのです。なぜなら人を「悪者」呼ばわりするのは、自分のことをそう思っているのに他ならないからです。自分の中の「悪者」のシャドウに対する罪悪感があまりにも強いと、それを補償するために、まったく反対のふるまいで隠そうとすることが多いのです。そして誰かに少しでも悪者のようだとみなされただけで、ひどく軽蔑されたと感じます。

「悪者」を捨てた時に、自然に過去を手放すことができ自分の潔白さが見つかります。それによって今に意識を向けることができて、ここから永遠への扉が開くのです。すべての痛みや問題は過去から来るものです。それらは、現在の障害が始まるずっと前に始まったパターンです。私達は現在を過去の人質に取っているようなもので、未来に向かう途中で、今の瞬間を完全に見逃してしまうのです。現在こそがワンネスへの入口です。神は現在の中にしか見つけることができません。

2月には恩恵によって気分が高揚するでしょう。啓蒙の光が月の半ばに光リ輝き、あたりを照らしながら広がっています。私たちの感情的知性とスピリチュアルな知性のレベル次第で、その光は上旬から感じ始めることができ、月末まで続くでしょう。この光が私達の生活に啓蒙をもたらします。真実が明らかになるでしょう。新しい気づきが起こり、赦し、お詫び、超越へとつながります。ミラクルが沢山あり、多分しばらくはそれがお決まりのようになるでしょう。ミラクルは私達と友人と地球を祝福してくれるでしょう。今回が、これから何度も訪れるこのような時期の最初です。準備ができている人達には、悟りすらもたらされるでしょう。かつてなかったほど深いレベルで、過去を手放すことができるでしょう。誰かを赦したときに、相手が過去から解放されるとともに、自分もまた過去の束縛から自由になります。祝福することにも同じ効果があります。

2月には、あまりにも驚くべき恩恵の出現があるので、エゴが私達の気をそらそうとして、批判や戦い、噂話や無意味感を使います。無意味感は死の誘惑を伴いますが、実は悟りに一番近いところにあるのです。私達をしっかりと掴もうとする無意味感から脱出するには、天やハイアーマインドに次のように質問するだけでよいのです。「わたしの存在の意味は何ですか?」と。そこで浮かんでくる言葉には恩恵と意味があります。もしそこで次の層の無意味感が上がってきたら、もう一度同じ質問をすればよいのです。  

2月は感謝の月になるでしょう。感謝が生活の流れと安らぎを強めてくれるでしょう。心が開くような「ありがとう」を経験するでしょう。感謝を感じるほど、人生がハッピーになっていきます。感謝とは、何であれ自分が大切だと思っているものの価値を尊重することであり、価値を認めることが命をもたらしてくれます。自分は何に価値を見出しているか、それが人生にどのような影響を及ぼしているかについての気づきが今月はさらに高まるでしょう。他者の価値を認めることが、その人と自分の中の無価値感を中和します。  

2月に感じることになるもう一つの要素は、「変化への怖れ」でしょう。どのような問題もそうですが、慢性的な問題は特に、「変化への怖れ」から生まれます。最初はそれが変化への怖れだとは気づかないかもしれません。最高にうまく隠れているからです。「うつ」でさえ、根底の原動力のひとつに変化への怖れがあります。これから近づいてくる変化は、今より良くなる変化なのですが、私たちにはそれが怖いのです。幻想の中に自分を閉じ込めている辛い状態から救い出すために、天はいつも真実と光とミラクルを私たちに向けています。変化への怖れの下にあるのは、自分の中の「コントロール狂」の部分です。私たちは神の恩恵と戦い、神のミラクルを怖れています。ミラクルはハッピーなやり方だとしても、自分のやり方ではないのです。「コントロール狂」のシャドウは、「自分は不十分なのではないかという怖れ」から生まれますが、その怖れは幻想です。罠の中では幻想が幻想を生んでいるので悪循環になってしまい、より良い生き方の方に移れないのです。

光が近づくにつれて私たちが再考する最後のネガティブな要素は犠牲でしょう。犠牲というのは偽りの愛のかたちで、与えるだけで受け取りません。実際には、犠牲は競争と攻撃の一種であり、受け取ることを阻むので、親密感と成功が阻まれます。優越感─劣等感という悪循環に自分たちを閉じ込めておく罪悪感への補償行為なのです。

この人生で犠牲を払い始めたのは、家族を救おうとして家族の役割を演じたのが始まりでした。これは家族に対してうまく成功しませんでしたし、「良い人」や「よく働く人(ハードワーカー)」の役割もうまくいきませんでした。これらの役割は、正しいやりかたをしてはいても、心からの行為ではないし、自分を与えることに伴う自然なご褒美を受け取れません。自分が犠牲をしていることに気づいた時は、犠牲のかわりに与えることを選択し、簡単に犠牲を手放すことができます。犠牲が長期にわたるとやがて燃え尽きてしまいますが、自分を充分に与えれば成功するだけでなく、死んだような状態から解放されます。

誰もが犠牲と自立と依存の役割を選びました。それらはトラウマの埋め合わせをするために使った防衛でした。トラウマというのは、「黄金に輝く(ゴールデン)ストーリー」とマスタリーはとても私たちの手に負えないので、それを隠してあきらめるために必要だった被害者としての口実だったのです。私たちは、「家族の陰謀」の下に、そして罪悪感と犠牲の重圧の下に、自分の人生の目的(存在理由)を隠してきたのです。私たちは今、自分がどのような人になるために生まれたのかという運命を選択しはじめることができます。「犠牲の陰謀」は、天が私たちを罠から解放してもう一度引き上げるのを妨げてきました。

理解すること、モチべーション、変容が2月に始まり、犠牲の罠、家族の陰謀というくさびを越えてその先に行くことができるでしょう。「もう引き返せない点」に到着した人もいます。後戻りすることが出来ません。人生はそのままの状態にとどまることができません。そこに到達したら、すべての執着を手放します。まったく新しくスタートする気持ちになることです。自分は何も知らないけれども、すべてを教わることができることを認識します。すべてを天にお返しします。天があなたに何を返してくれるのかを見てみましょう。あなたが、エゴを壊さねばならない「砕けた夢」を通らなくても済むことを願っています。楽に誕生を迎えましょう。光が近づいています。コントロールを手放しましょう。自分のやり方にこだわることは死を意味するでしょう。かわりにエゴを死なせましょう。

今月は光があなたを照らして解放してくれますように。 あなたが夢にも思わなかったほど祝福されますように。 チャック・スペザーノ
インド、ケララにて

 

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