ビジョン心理学ナイトライト・ニュースレター2019年1月号
1月の最初の数日間は、中には無意識のエネルギーが流れ込み、それに直面して癒す必要のある人もいますが、それを除けば、1月はまっさらな白紙の状態であるべき月です。私たちが直面しているすべての問題は過去にルーツがあります。私たちがこの世界で直面する問題は、私たちの過去と古代からの過去が、ようやく癒されるために戻ってきたことなのです。
1月は、実際は過去のどれもが当てはまらないという点で異例の始まり方をします。私たちは、まるで人生のルネッサンスのように全面的に新しい始まりを1月に迎えるのです。私たちは、変化することへの怖れから立ち往生してしまっている轍(わだち)から抜け出すでしょう。1月に私たちは、新たに始めることができるのです。
私たちは、その攻撃や自己攻撃を使って築き上げてきたエゴを放棄することができます。私たちのマインドをタオ、精霊に明け渡し、人生のストーリーが再誕生と豊かさと健康のストーリーになるようにしてもらうことができます。自分の意志を天の意志と合わせることができます。これまで私たちのエゴの意志が私たちを牢獄に閉じ込めるよう導いてきましたが、天はより大きな自由への道を差し出してくれています。
もし最初の3日間が過ぎても問題が続いているようなら、その問題のカギとなる仕組みは過去からきています。それは、私たちの中の大きな観念システムであり、これがエゴを作り上げています。この観念システムは過去の傷と恨みつらみに根差していて、今は他の人々がそれによって傷つくという経験をしています。それでも私たちはそれを否認し、自分のふるまい方は正しく、理にかなっていると感じているのです。
私たちは、そうした問題を何らかの見返りー例えばポジティブまたはネガティブに特別扱いをしてもらおうと注意をひくこと、罪悪感を償うこと、復讐すること、または他の人に対する申し訳ない気持ちを表すため、私たちが手放すことを拒否した喪失からの落ち込みを表現するなどの自己攻撃としてーを得るために利用しています。
これは、私たちがずっと続いている戦いをただ手放す代わりにそれに執着してしまっているのか、あるいは私たちが怖れで凍りついているために、成功しない言い訳としてこの問題を利用しているのかもしれません。
過去はもう過ぎ去りました。私たちにはもう必要のないのです。私たちのためを思っていないエゴに同調してしまった時には、物事はひどくなります。エゴは私たちに、エゴにぴったりな犠牲と苦痛によって、エゴとの邪悪な同盟の代償を払わせようとするでしょう。
今月は、長く記憶に残るほどの素晴らしい経験をすることもできます。それらの経験によって、私たちは愛と自己愛に向かって深く開かれます。天は私たちにすべてを与えようとしていて、どうすれば私たちが自由と喜びに向かって歩み続けるよう動機づけられるか知っています。私たちの人生を幸せの度合いで測ることは重要です。もし幸せでないのなら、間違った選択をした私たち自身に責任があるのです。
私たちは、自分がその人生のストーリーを書いているのだと気づかないまま、変わることが不可能に見えてしまい、人生の犠牲者として何度も何度も自己憐憫に陥っているのです。責任を取れば、タオと精霊に人生のストーリーを変えてくれるようにお願いして、私たちが学ぶべきことを教えてもらうことができます。
「光を求め、あなたが光であると知りなさい」ア・コース・イン・ミラクルズ(T-8.III.1:3)。タオや精霊の教えだけが私たちのエゴの意志を解放し、私たちの真の意志を神の意志につなげてくれます。もし私たちに意欲と勇気があって、天が私たちと共に歩んでくれていると認識していれば、人生で滞っていたり、失敗し続けている分野で、状況が180度転換することもあり得るのです。
健康や豊かさや親密さにおいて、転換がありえます。スピリチュアリティーにおいてもアップグレードが可能で、それは喜びや幸せのアップグレードとして現れます。笑いと祝福が増えていくでしょう。
今年は、私たちが霊的な天命を受け入れるための呼び声を聴く年です。私たちの一人ひとりが、スピリチュアル・プリンス / プリンセスとして自分の内なる平和を放射して世界を解放するためにやってきたのです。
1月は、私たちが年間を通じて癒し、つながり、愛、神とのつながりにコミットする1年間の、始まりの月となります。私たちは情熱的に、しかも結果にこだわらずに自分を与えることができます。情熱的に与え、また受け取る意欲を持つことが人生に喜びをもたらしてくれるのです。そうでないものはすべて、人類が中毒してしまっているエゴの犠牲という概念なのです。天に導いてもらい、すべてを決めてもらいましょう。耳を澄まし、エゴの声と精霊の声を聴き分けることを学びましょう。
あなたの天へのコミットメントとは、聴く意欲を持っているということです。人生の目的とは、自分自身と他の人々のための自由であり、これは真実からきていて、簡単さをもたらします。つながりと真実は自然に一致していきます。今年は、私たちの真実と絆への努力からくる、希望に満ちた体験の年です。
1月は特に、すべてが恩恵を通じてなされるべき月です。困難な時にはそこにエゴの意図があると気づき、あなたはそこに投資するのをやめることができます。その結果から、あなたがハイヤーマインド(高次の意識)とエゴのどちらの声を聴いたのかがわかるでしょう。悪い結果がもたらされた時、あなたは自分に問い続けることができます。「私がほしいのは、何だろう?」
そうするたびに、その状況と、そこに至った原因である私たちの隠れた選択が、玉ねぎの薄皮のように、少しずつはがれていきます。私たちは、うつ状態にしか行きつかない自己憐憫を、放棄するように呼びかけられています。ア・コース・イン・ミラクルズにはこう書かれています。「私たちが愛だけを望むなら、愛だけを見るでしょう。」
今年は恩恵とギフトにあふれた1年になりえます。今年は聖なる愛、天の喜びで満ちた1年になるべき年です。友情、愛、恩恵、奇跡が彩る、そんな1年なのです。あなたは、地球に舞い降りて歌おうと思っていた、魂の歌を歌いますか?この歌は、命と愛の歌です。何を待っているのですか。もしもう一度、世界が助かる可能性があるとしたら、世界はあなたを必要としています。
今年は、エゴの最大級の罠をすべて手放すことができます。暗闇から何かが現れたとしても、動揺しないように。素早く天に任せて「Undo(なかったことに)」してもらうのです。それはすぐに消え去り、その結果として、あなたが天とひとつであるという気づきが高まるでしょう。特にあなたが批判したくなった時にはあらゆる人、あらゆるものを祝福してください。あなたが批判すると、全員の罪悪感と苦しみがより大きくなるだけです。
祝福は、起こることのすべては愛か、助けを求める声であるという、人生の重大なレッスンを学ぶのを助けます。このレッスンを学ぶと私たちと周りの人たちは、重荷を負って虐げられていると感じる代わりに励まされ、助けられるのです。エゴのやり方は、私たちを落胆させ、疲れや失望を感じるように私たちを導きます。
毎晩、そして1日の始まりに、すべての天の恩恵と豊かさと愛を招き入れましょう。分かち合い、増幅させましょう。もしあなたに受けとる準備ができているなら、今月は活力の上昇だけでなく、あなたの人生における強さを高める方法についてのガイダンスを聴くことからくる答えがもたらされます。
12月のテストに合格したその度合いだけ、あなたは自然に1月のご褒美とそこにある新しいレベルに対してオープンになれるでしょう。今月は、素晴らしい1年の素晴らしい始まりとなりえます。
何かが滞ったり、あなたが落ち込んだり苦しんだりした時は、それを天の視点から見ることですべてを変えることができると知っておくことが大切です。光が届かない場所は、存在しないのです!光を求めれば、あなたのマインドが引き上げられて、愛と光に満ちたまなざしで世界を見ることができます。
素晴らしい1か月を。
ナイトライト・ニュースレター
2019年1月
ハワイのカハルウにて
翻訳 春日井しの 栗原弘美