ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2010年2月号
ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2010年2月号
翻訳:ビジョン心理学トレーナー 大空 夢湧子
2月に関して私に最初に浮かんできたのは、中旬、特に16日に、氷が薄くなっていてそこから私達が水の中に落ちてしまうかもしれないというイメージです。いやなサプライズであり、突如としていやなことに驚かされるのかもしれません。頼りにしていた人や事がうまく行かず、夢破れて失望する人もいるでしょう。この問題点は全人類の集合的なことよりもむしろ個人的なことですが、だれもが影響を受けることになり得ます。
それもこれも私達自身の学びと癒しのためです。たとえ起こりそうな未来であっても、私達は不吉な未来の被害者でいる必要はありません。ブッダはかつて言われました。「良馬はただ鞭の影を見るだけで走りだす。」 早速今から、「2月が幸せで平和でパワフルで生産的な月となって、愛する人や友達や天との甘く新しい親密感でやわらかい感じになる」という現実を選択し始めてください。
2月のレッスンは、人生と人間関係の最大のミス、つまり「人生や人が自分を幸せにしてくれる」という期待にハイライトを当てることです。その期待はやがては痛みと怒りと失望へとつながります。私達は、人生が、そして人が、自分を幸せにしてくれるためにどのようにあるべきか行動すべきか、というルールを持っています。そのルールが破られた時に痛みや怒りを経験します。でも、潜在意識や無意識のレベルでは、起きたことが実は自分の脚本通りだということを認識していないのです。私達は怒りや罪悪感を使って人をコントロールしようとしますが、それではうまくいきません。せいぜい局地的な小競り合いでは勝てても、戦争には負けるでしょう。
感情的になって脅迫をすることは他人への攻撃であり自分自身への攻撃です。それは私達が変化を拒否しているのです。レッスン(教訓)を学ぶことを拒否しているのです。(痛みや怒りなどの感情を)手放すことを拒否しています。防衛を増強すると、かえって防衛が攻撃を招きます。私達が手放すことを求められているのは、今まで頼りにしてきたことが幻想だったからです。もし怖れずに自分の感情に直面して解き放つならば、手放すことによっていつでもそれまでより良いものがもたらされるのです。
手放すということは、ハートの一部を取り戻すことであり、新たに親しみやすくなり、さらに魅力的になり、成熟するのです。私達は新しい始まりを迎えるのです。(感情的に脅迫して)だれも人質にしません。それをやっても牢屋の番人になってしまうだけですから。
ルネッサンス(再生・復活)が呼んでいます。今のうちに学ぶべきレッスンを学びましょう。手に入れたいと追い求めていたことが自分の内面から引き出されてくるでしょう。心が乱されるたびにそれを癒しの機会として、感情面でさらに成熟していきましょう。そして何かを失うたびに、新しく何かが誕生するジャンプ台がわりにして前進しましょう。
これからの月に波長を合わせてみるとき、私が最初にとらえたのは問題の可能性です。良い時は、どのような可能性があるのかを知ること以外にあなたに助けは必要ないでしょう。でも悪い時には、気づきをもっていると、危険を回避することができます。ことに私はいやなことで驚かされるのは嫌いですし、友人たちがいきなり打撃を受けてしまうのもいやです。
私は1月がどんな月になるのかを昨年最初に感じてみた時に、実際に起きたことよりもずっとひどい感じを受けました。ハイチの被害が、そこで感じられた脅威のわずか1%程度だったとしたらと想像してみてください。とても多くの人々が、我々の意識を変えるために、そしてすべての人々のために世界を変えることに取り組んでくれました。私がこの文章を書いている今も、1月の脅威は僅かに残っていますが、1月と3月の問題のほとんどの部分はすでに乗り越えられています。
2月は解放、楽しみ、遊び、愉快、友情を沢山含んでいます。新しい洞察や小さな真実があり、よりやさしい便利な生活をするのに役立つでしょう。読書が好きな方には、何冊ものいい本があなたを待っていますよ。音楽愛好家には、すばらしい音楽があります。今月はちょっとした喜びに溢れています。
イライラと心がかき乱された時は、すべて自分を制限している自己概念を示しています。そこで自己概念に気づき、それに(エネルギーを)投資するのを止めると選択し、手放すのが上手になる人もいるでしょう。
2月の第1週には新しい絆がもたらされます。それによって癒され、幸せになるでしょう。
第2週は、それまでに完了していなかった人間関係の問題に対処することになるでしょう。
第3週は新しい知恵がもたらされます。その多くは第2週に学んだことの中から生まれます。
第4週は、私達の中の、つながりを断ち、分離していて、絆で結ばれるよりも自立的であるところが表れてきます。私達がパートナーシップを避けているところ、受け取る力をブロックしているのはどこかが見えてきます。
全体的に2月は、私達がくよくよしないのんきな人生に戻るべく意図されています。犠牲の表れである慎重さでもなく、向こう見ずの表れである不注意さでもなく、私達にいつでも与えられている恩恵の中で生きて、のんきになりましょう。
みなさまに愛と祝福を
チャック・スペザーノ
オアフ、ノースショア
2010年2月