Answer : 栗原弘美(マスタートレーナー)
病気や流産、死産など、妻の肉体に何かが起こった時に、
夫が妻にどれくらい寄り添っているかということが、
今後の2人の関係に大きく影響します。
あなた自身が本当はガッカリしたり、ショックを受けたりしているのに、
自分の感情に気づいていないことがあります。
そうすると、相手の本当の感情に気づくことができません。
相手に近づくことが難しくなり、
自然に寄り添えないので、妻は孤独感を強めてしまい、
夫婦の関係がおかしくなってしまうのです。
「受け入れられないよね」「残念だったね」などと垣根なしに共有したり、
声をかけたりすることは、家族にしかできないことです。
もし「なんて言おう」と考えてしまうとしたら、
あなたは自分の気持ちに触れていません。
まずは妻との親密感にコミットしましょう。
そして自分自身の傷を扱って癒します。
家族の中でつらいことがあった時に、
つながりを作るためにその出来事を使うのか、
距離を保つために使うのかが、今後の鍵となるのです。