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ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2003年4月号

ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2003年4月号

翻訳:アドバンストレーナー 大空 夢湧子


 

2003年4月               チャック・スペザーノ

4月初旬は雲行きが怪しそうに見えましたが、実際は、癒しと浄化、批判のかわりに祝福するための素晴らしいチャンスです。今出てくる問題は、特に慢性的な問題に関して、もし変容・変革が起きたならば人生や世界に大きな影響を及ぼすことのできるヒーリングのチャンスなのです。問題に順応しようとするよりも、問題を必ず変容させると決意を固めることが大切です。

復活祭(4月13日)以降は、天の恩恵が大量に流れ込んできます。恩恵が沢山入って来るのは常に良いことですが、いつもと違って、即座に結果に結びつくことがあるでしょう。自分の現在の意識と行動のパターンを癒した分だけ、天の恩恵が即座にポジティブな結果を見せてくれます。今の時期を癒しのためや批判を止めるために使っていない人々には、天の恩恵が、意識の表面下に埋もれていたものを癒すために引き上げてくれるでしょう。ヒーリングに専念している人の場合には、天の恩恵によってマインドの未知なるフロンティアが開拓されることも稀にあるでしょう。
意識のスピードが速くなった影響は、6ヶ月前から始まった意識の後退が、始めて方向転換する兆しとなって現れるでしょう。

復活祭までは、人生の、そして世界の「分かれ道」のエネルギーが残るでしょう。神による私達人間のための計画を自分でも早く選択すれば、喜びに溢れて、時にはドラマチックな形で前進することができるでしょう。神の計画とは、人間の魂の計画でもあるわけですが、現在の問題を超越し、人生の目的つまり「自分は何のために生きているのか」と一致し、天命と合致する計画でもあります。「自分が世界に何を与えるのか」という神聖な約束とも通ずるものがあります。神の計画は、ミュージカル「ラマンチャの男」の主題歌「見果てぬ夢」のように、到底達成できないことのように見えますが、実は意欲と、いつでも自分の周りにある天の恩恵の助けがあれば達成できる計画なのです。神の計画だけが、私達にとって真実の価値があり、充実感を感じられる務めなのです。4月の後半の2週間は、ユニークな機会をもたらしてくれるでしょう。分かれ道で正しい選択をした分だけ、(多くの人はすでに正しい選択をしているわけですが、)惜しみなく与えられたご褒美と、豊かさと機会が手に入り、恐ろしくて達成不可能というよりもエキサイティングになるでしょう。人生と同じように4月もまた、どのような月になるのかは自分次第で決まるのです。
たとえもっともポジティブな前向きな人でも、今まで心の中で抑圧されていた反抗的な悪い態度や、癇癪や反逆が表面に現れても驚くことはありません。今までのように否定・否認するのではなく、やっと癒すことができるのです。今現れてくるものは、すべてが家族のパターンの一部で変容させることが可能であり、今まで慢性的な問題だったことが人生の礎になるでしょう。

逆説的に、今まで続いている意識の後退とは反対の新しい流れが出ています。平和のエネルギーであり、夢が実現するエネルギーです。そのエネルギーに気づき、エネルギーを受け入れれば、そのエネルギーを楽しんで味わうことができます。

4月は、意識の「分かれ道」に気づいてください。そして、何につけても確実にポジティブな方向を選択するようにしましょう。あなたができる限り、人生を変革し、人生のお掃除をしてください。批判を避けて,その替わりに祝福しましょう。あなたが人や状況を批判している時には、同時に自分自身をも批判しているのです。今こそ、祝福が必要なすべてのものを祝福する時なのです。あなたが人を祝福する時に、自分自身をも祝福しているのです。心の中でも平和を選び、あらゆる人間関係でも平和を選びましょう。そして、あなたの望む通りの結果を実現する能力を持つことができることを認識してください。望む結果を手に入れる能力を心から願い、祈りましょう。ただし、何が何でもその能力が欲しいという切羽詰った気持ちは捨てましょう。かえって入ってくるものも、止まってしまいます。あなたが内なる幸福感を感じている時こそ、すべてを手に入れることができるのです。

暖かなアロハの心をこめて、

チャックより


新たな一歩              レンシー・スペザーノ

「2月の下旬から3月のほとんどの期間、私はとても甘く快い意識を経験しました。幸福感と楽しさが常に続いている状態だったのです。もう一度、少女の頃に戻ったような感じでした。16才の頃の気持になりました。この状態は大歓迎なのですが、このぐらい高い意識を経験すると、次は意識の深い所にある問題の引き金が引かれて、その問題が癒されるために意識に上ってくるのです。私は快い状態を楽しみながらも、「いったい次に何がやって来るのだろう」と思っていました。
1ヶ月ほどしてから、引き金が引かれました。私は、幸せな状態から思い出す限り過去最悪の痛みの中に突入したのです。それは人生最悪の時に経験した痛みに匹敵するものでした。実際に、私は痛みを燃やすかのように感じ続けながら、過去に辛かった時のさまざまな痛みが数珠繋ぎになって全部出てきたことに気づきました。私は、チャックとアドバンス・トレーナーの一人の助けを借りて、痛みの中を突き進むことができましたが、完全に痛みから抜け出すことはできませんでした。4日間も内面的に拷問のような苦しみを感じた後、遂に痛みを脱出してミラクル(奇跡)の意識の中に入ることができました。私は、ベッドに座って痛みを燃やし尽くすかのように感じていましたが、遂に表面に上がって息をつくことができた感じでした。私は、やっと眠りにつくことができました。
しかし、私は目を覚ますとすぐに痛みの中に戻っていました。そして、更に2週間痛みが続いたのです。私は1つの問題が終るまで痛みを感じ尽くしてミラクルの意識に入っても、すぐにまた別の痛みの井戸に潜ってしまいました。私は、ものすごい量の気分が悪くなるような怖れや、自己攻撃、自己嫌悪と罪悪感を感じ尽くしました。自分が世界で最悪の人間で、最も愛されない人間で、拒絶されて罰を受けても当然の人間のように感じました。論理的には、この気持ちにも終わりが来ることがわかっていましたが、ちっともそんな感じがしなかったのです。

私は、ビジョン心理学の成長の三角形のモデルの「ユニティー」の段階の埋もれた課題を探求しているようでした。私の経験は、それ以前の段階で遭遇した「聖なる痛みの火」よりも、期間が長引くという意味で、ひどい経験でした。自分が新しい領域に進みつつあり、そこを抜ければ、他の人が同じ場所に入った時にずっと楽に救い出すことができるだろうと知っていることは、若干の慰めになりました。しかし、本当にものすごくキツイ時期でした。
そして、私は旧友のマークに電話で個人セッションをする時がやって来ました。私は、彼に今の自分のプロセスについて説明し、彼のヒーリングの経験の一部として私のプロセスも中に含めなければならないことを説明しました。マークは喜んで彼に見えていたことを話し始めました。(彼は、とても高次の源からの指導をチャネリングしているかのように感じられました。)彼によるところの私の新しい世界観へのパラダイムシフトの間中、彼はコーチングしてくれました。彼によると、私は成長して自分自身のヒーリングモデルが自分に合わなくなってしまい、新しい在り方に移行しているとのことでした。私は、その可能性を受け入れて、今まであんな泣き方をしたことがないほど泣きました。私は、サレンダー(身を任せること)の涙を流していたのだと思います。私は、そこを通り抜けて新たな岸辺にたどり着きましたが、今までとはかなり違った感じのする意識でしたが、まだうまく言葉になりませんでした。その後で、私はマークにセッションをしたのですが、大変うまく行きました。電話が終った後で、マークは彼が言った内容をほとんど思い出すことができなかったそうです。

私の中で起きたシフト(変換)の後では、自分が歩いている地面そのものが違う感じです。この感じは、すぐに消えてしまうものではありません。物事に関して、私が参照する参照先が変わったのです。私が多くの罪悪感をお掃除したので、私の自己概念は、「自分が悪い」という罪悪感の観念から解放されたのです。誰が何を言っても、どんな行動をしても、私の罪悪感を感じたり、他人が悪いと感じることがないのです。世界そのものが無実に見えます。したがって、私は何かのために何かの行動をする必要がないのです。しなければならないことが何もないのです。私のマインド(意識)が経験している空間では、何も起きていないのです。新しいレベルの平和を経験しているのです。
この経験をしたのは、私がチャックと一緒に3日間のセミナーをするためにバンクーバーに出発する前日のことでした。私がするべきことが何もなくて、自分の仕事がなくなったのなら、いったい自分はセミナーで何をするのだろうと思いました。今まで長い間やってきたような形では私のワークをすることができないということは、わかっていました。人々を痛みからミラクルへと個人的に引きずっていくのではなく、私は深遠なレベルで人々が完全だということを見なければならないでしょう。それによって、人々は私が彼等を見ているように自分自身のことを見ようとすることによって、自ずと癒されるのでしょう。彼等は、私と共にいる経験から自分が得たいと思う分だけ受け取ることができるのでしょう。彼等がセミナーからどのぐらい価値を得られるかどうかは、私の責任ではないのでした。

バンクーバーのセミナーはただただ素晴らしかったです。ジョイニングのセッションは大変うまくいきました。私が個人的につながることができた人は、ミラクルマインドの意識に入りました。中には短時間に入った人もいました。フォーカスパーソンは、一人を除いて全員が自分自身のためにミラクルを選択することができました。一人の人がちょっと準備ができていなかったことを知っても、私はまったく悪い気持になりませんでした。人々がミラクルを経験しようという意欲を持った途端に,ミラクルを手に入れることができるようでした。彼等は、必ずしも各チャクラごとに問題となっている感情を感じて燃やさなくても、ミラクルに到達できるようでした。私がしたことは、自分の意識を真実に向けたことだけでした。真実にはミラクルがともなうのです。私は意識を真実に集中し続けました。3日目の午前中のセッションで、いまだかつてセミナー中に見たこともないほど、ヒーリングと恩恵とミラクルが爆発するのを私達は経験しました。まさに祝福そのもの。素晴らしい出来事でした。
多分一番良かったことは、私にとってセミナーが肉体的にずっと楽だったということです。私が全員の感情を自分の体を通して処理することによるいつもの疲労感を感じず、元気でリラックスした感じでした。新たに一歩進んだことで、文字通り私の命が救われるのが分りました。

また、ちょっと別のお話ですが、私が新たな段階へのブレークスルー(現状打破)をした日に、兄からのEメールを受信し、家族の金銭関係の状況で大きなブレークスルーがあったとのことでした。長年私達はある土地を開発しようとしていたのですが、いつもお役所の反対に直面して行き詰っていました。それが初めて状況が改善して、ドラマチックに進展しました。私の個人的なプロセスが直接反映されているような感じがしました。私の住む世界が無実になったわけですから、世界はもっとドラマチックなかたちで私を援助することができるのですね。

レンシー・スペザーノ

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