ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2004年9月号
ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2004年9月号
翻訳：アドバンストレーナー 大空 夢湧子
8月 チャック・スペザーノ
＊ ９月は知恵の月です。
今月は何をするにしても、そこにスパイスや味や香りが加わるでしょう。ゆっくりと考え、じっくり味わうための時間を作った人には最高の月になるでしょう。より深い理解と甘い洞察が今日のオーダーです。いままでは気づくことのなかった物事の関連性がはっきりわかってくるでしょう。あくせく忙しい暮らしをしていない人は、リッチな経験と親密感のもたらす喜びに収穫の時が訪れたのを感じるでしょう。
＊ 今月もまた友情の楽しさがどんどん大きくなっていきますが、そこにひとつ新しい要素が加わって多くの人が自分自身と友達になり始めるでしょう。人生で、まったく新しいかたちで自分を数に入れることをはじめるでしょう。わたしたちは、どんな状況でも自分を方程式の欠かすことのできない一部として見なしはじめるでしょう。自分で自分の権利や財産を奪っていた部分が溶けてなくなるでしょう。それによって成功し、他の人が仲間に入れてくれ、ご褒美や気楽さへの扉が開くでしょう。だれもが家族のなかで自己攻撃と共に演じていた孤児の役割は、もはや隠すことができなくなるでしょう。孤児の役割を演じることが破綻して効果的ではないことがわかるでしょう。今までだって、孤児の役割をしても家族の助けになっていなかったのです。孤児や姿を見せない子供の役割によって、かえって困難さ、特別さと暗い魅惑が増してエゴの暗いストーリーを大きくしていただけなのです。私たちは、人生のことや人のことを視野に入れずに、自分は数に入らないふりをしながらも、すべてを自分中心の話にしてしまいがちです。
自分のことを数に入れることができれば、問題によって人の注目を引こうとしたり、ひそかに、もしくは明らかに我が儘になることがなくなります。自分を数に入れるときには、欲張りや支配、自分を大きく見せようとする必要がなくなります。
＊ 今月はまた、肉体的な運動を楽しむ時でもあります。
ウオーキング、ランニング、スポーツやエクササイズは、やり過ぎなければ、多くの喜びを与えてくれます。
今月の人間関係の問題のほとんどが、関係が対等ではなく、お互いに利益をもたらしあう関係がないことによるものです。その原因は、自分のことを数にいれないという魂のパターンと子供時代のパターンによるものです。自分を数に入れないと、自分が切り離された状態や自立した状態がつづき、なんでも自分のやりかたでやろうとしがちです。自分が感情によって巧妙に、もしくは明らかに人を操作しようとするところが自分にはっきりと見えてきて、時には人にもわかるでしょう。今月は、ユーモアのセンスをもっているとよい月です。笑いと知恵と慈悲はひとつにつながっています。
＊最も深いレベルの神秘主義者にとって、日常茶飯事にとらわれず、開放的でミスを大目に見るのならば、生涯最大のチャンスが訪れるでしょう。私たちの奥深いところで、神へのアプローチが開いたのです。神はいつでも手招きしているのですが、今月は確実に「こちらにいらっしゃい。」と招き入れています。瞑想や、緑の中の散歩、静かにすること、マインドを鎮めることの為に時間をとってください。私たちのマインドを神のほうにじっと向けていれば、心は花のように開くでしょう。マインドを同時に一時的なものと、永遠なるものの両方に向けることはできません。人生を最高のレベルの愛と幸せと成功に引き上げることができたとしても、次なるステップは時を越えた永遠への跳躍です。
「ア コース イン ミラクルズ」では、こう言っています。
もしあなたが時を越えて永遠なるものだけをリアルなもの（現実）として受け容れたならば、永遠というものを理解しはじめ、それをあなたのものにすることができるでしょう。
マインドを永遠に向けるということは、神にすべてをまかせるということです。すると神は父になり、自分は愛されている子供として、あらゆるよいことを受け取るに値する存在になります。
父である神を受け入れてはじめて、神の父性はあなたにすべてを与えたからこそ、あなたはすべてをもつことができるでしょう。だからこそ、神を否定することは、自分自身を否定することになります。
＊今月は、黄金の月として楽しむことができるのです。また、今年まだ未完了のことをすべて完了させる月にもなります。自分を無理に駆り立てる月ではありません。流れに乗り、信じる月なのです。誕生はあとからやってきます。９月には官能的な感じがあり、肉体的な官能からメンタルなもの、そしてスピリチュアルなものへと拡大していきます。９月は、人生の意味を味わい、香りをかぎ、感じることができる月なのです。
みなさんに祝福を。楽しんでください。
チャック
