ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2004年12月号
ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2004年12月号
翻訳:アドバンストレーナー 大空 夢湧子
12月 チャック・スペザーノ
私たちは今、うねりにはまっています。そのうねりは、今にも大波になり、私たちは浜辺に打ちつけられて咳き込むことになるでしょう。そこはカルマの島の浜辺で、今の自分のすべてのパターンがあらわれるふきだまりのようなものです。今私たちは転換期にあり、その移行がこの浜辺で終わりを告げるのです。雲間から光が差し込んで、道がはっきり見えてくるでしょう。変化が訪れるでしょう。
ひとつの頂点に到達して、待望の新しい成功のステージに足を踏み入れる人もいるでしょう。そのためには、やはり勇気が必要です。心の再生の大波をボディーサーフィンするのが好きなら話は別ですが。また、自分自身に直面するという大きなレッスンを学ぶことになる人もいるでしょう。もし、あなたの身近な人がそういう経験をしているならば、一番の友達として慰め、励ましてあげてください。その方にとっては、何よりも助けになるでしょう。もし、あなたが自分に直面するレッスンを経験しているならば、自分はこのために長い間準備してきたことを知っていてください。自分が楽な状態になれるように、自分に必要なサポートを全面的に与えてあげてください。これは、テスト(試練)というよりは、学ぶべきレッスンであり、罰ではなく、あなたのバランスをとるために起きていることです。天の恩恵やミラクル、時々助けを求めることを毎瞬毎瞬思い出しているならば、上陸地点でも落ち着いて前に進むことができるでしょう。今までに未完了だった事柄がここですべて完了しますので、あなたの人生の新しい一章を楽しむことができるようになるでしょう。
大々的な成功から、人生でもっとも困難な経験に至るまで、今月の経験はひとによってまちまちでしょう。あなたが経験しているのが成功でも困難でも、勇気が必要になります。いつもよりマイナスの経験をしている場合は、古いエゴのパターンが姿を現し、悩みの種になるでしょう。そこで、もう一度選択しなおすことです。過去に最初に道を間違えた分かれ道にもう一度戻れるように願うことができます。私たちは、過去の分かれ道に戻って、手に手を取り合いながら、今度はハイアーマインドの道を進むことができます。ハイアーマインドの道の恩恵を受け取り、過去の場面であなたと一緒にいた人たちに恩恵を分かち合い、真実と安心と自由の道を進んで現在まで戻ってくることができます。この道は、自然に勇気を与えてくれます。
今月のすべての症状や課題の根本には、主に怖れのダイナミックがあります。反逆の最も深い根や、悪魔的にも見える太古の破片が見つかるかもしれません。それらもまた、覚醒の怖れなのです。私たちは、今持っているものを失うことを怖れているのです。これから得られるものの大きさにまったく気づいていないのです。人生の次のページをめくることを怖れている人にとっては、今月はジレンマの月になるかもしれません。繰り返しますが、今月出てくる問題は、実際は怖れのせいで起きていることにすぎません。一歩前に進むというコミットメント(決意)をもち、未来を神の手にゆだねることで問題を解決することができます。
静かに自分を振りかえる時間をもつと、ホリデイシーズン(クリスマスから年末年始の祝日の季節)にうっとりするような新しい喜びが湧き上がってくるでしょう。この季節の精神が、何年ぶりかでよくわかるでしょう。昔懐かしさというよりは、この季節の新しい豊かさであり、自分を駆り立てたり、課題を処理したり、今の時期の乱痴気騒ぎに巻き込まれない時にはじめて出てくるものです。自分を見つめる時間を作ってください。そのためには、早起きしてでも時間を作ってください。内省とセンタリングが大きな違いを生み、視野が広がり、一番大事なことですが気分が一新します。感謝の気持ちが出てきて、味わい楽しむ力が出てきます。天の恩恵を受け取れば、一年中でもっとも忙しい暮のこの時期にも、喜びを見出すことができるでしょう。
年の瀬も押し詰まり,忙しさに拍車がかかる今の時期に、心を静めること、人とのつながりをもつことによって、多くのガイダンス(導き)を得ることができます。うっとりするような喜びとは、決して小さなギフトではありません。エゴが死を迎え、もっと魔法のような時間が戻ってくることを意味します。分離、麻痺した感覚、苦々しさ、憂鬱から救われることができます。再生が訪れ、抑うつや皮肉が終わる兆しがあります。抑うつや皮肉は、過去に執着し、新しくやり直すのを拒む防衛に他ならないのです。
12月は、自分の個人的なプロセス特有の課題が沢山起きるのです。今月どのような月にしたいのかを今、心に決めるのがよいでしょう。今月たとえどんな問題が出てきても、出てきたことをどのように対処するかを今ここで心に決め、それを実現しましょう。どんな態度で臨むのかを選択したなら、プロセスが比較的楽になるように祈り、それを現実化することができます。ビジョンの岸辺で咳き込んでいる人に、ひとつだけ注意したいことがあります。「奈落の底」や「痛みの聖なる火(激しさに、ひざまずいて祈ってしまうほどのひどい痛み)」に着地してしまったならば、そこは最終地点ではなく、最終地点の一歩手前なのです。そこで止まらないでください。脱出方法に耳を傾けてください。脱出方法は、特定の人を助けたり、創造的な冒険にすべてを賭けるというような単純なことかもしれません。
黄金のように輝かしい瞬間に備えてください。かなり久しぶりに輝かしい瞬間がやってくるのです。たとえ個人的なプロセスがどうなっていたとしても、必要なものはどんなものでも、たっぷりとシャワーのようにあなたに降り注いでいます。状況がかなり重苦しくて、助けが手に入ることがわからない人もいるかもしれません。たとえどんな状況でも、天の恩恵は今もここにあるということを知ってください。そうすれば、より早く恩恵を経験することができるでしょう。
宇宙のインスピレーション(霊感)の創造的なエネルギーが計り知れない力となって降ってくる経験をする人もいるでしょう。あなたが個人的にどのようなパターンがあっても、今月はキリストや仏陀やマリアのエネルギーが高まっています。
クリスマスの季節にあなたの靴下が、一番うれしいプレゼントでいっぱいにふくらみますように。
愛と祝福を皆様にお送りします。
チャック
2004年12月