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ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2005年5月号

ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2005年5月号

翻訳:アドバンストレーナー 大空 夢湧子


 

5月                   チャック・スペザーノ

5月のチャレンジ
わくわくする期待         ベールが上がる        苦しみを崇拝(アイドル)
女性性を受容する        命のギフト            破滅・取り消し
扉が開く              輝き
オーガズム(絶頂的な昂り)  夢の実現
元気回復             否認に気づく


5月には、わくわくと胸躍る期待感が湧いてきます。 いいことがどんどん近づいて くるのを、わくわく心待ちにしながら楽しむことができます。 期待に胸が膨らんでいるときには、人生の流れに乗れて、問題が消えてなくなります。 問題というのは、ある意味では、私たちの進化・成長を止めようとするエゴの試みなのです。

あなたが、北半球で春の再生と復活を経験していても、南半球で秋のさわやかさを感じていても、今月は元気を回復することができる月です。 自分に無理をさせて、知的、感情的、身体的に停滞しているような場合でも、心が開き、スピリットと自然からの祝福があります。 天の恩恵のエネルギーが高まっているので、すべてのことが簡単に楽になるでしょう。 今まで以上に女性性の価値が認められ、受容されていくでしょう。 (女性も男性も、自分の中の)女性性を受け入れると、今まで以上にあらゆる恩恵や豊かさを受け取ることができるようになり、バランスがとれて、再生、親密さ、より大きな成功を楽しむことができるようになります。

5月に、私たちはいくつもの扉を開きます。 私たちが、頭と心の中の扉に気づいて開けることを扉はずっと待っていたのです。 「ア コース イン ミラクルズ」には、「悟りというのは、私たちの意識の中でいつかは開く扉にすぎない」と書かれています。 今は、自分の中の悟りの扉に気づくのに最適な時期です。 その扉は、開かれるのを待っています。 扉の向こうには新しいレベルの愛、成功、ギフト(才能)、真実、解決があるのです。  実はいつもそこにあったチャンスに新たに気がついた結果、私たちはいくつもの扉を開き始めます。 それは古い扉や、太古からの扉で、智慧や幸運が入ってきます。

人生が明るく輝きはじめ、わくわくした期待感がさらに高まります。 もはや、間違って悪い投資を信じてしまうこともなくなります。 時間を無駄にすることや、自分の労力を無駄遣いすることがなくなります。 どうどうめぐりせず物事の核心について話すようになります。  女性性を受容していくにつれて、自分を大切にするようになり、喜ぶことが多くなるでしょう。 人生に忍びこむ灰色がかった暗さを離れてはじめて、今までどれだけ気落ちしていたのかに気がつき、あらためて元気が出てきます。 ある種のベールが持ち上げられたかのように、明るさが戻ってきます。 新しく理解力が生まれます。 心の中で(天との)つながりができると共に、人とのつながりができて、意識の進化と物事の流れのスピードが速まります。 現実の否認が消えていきます。 (現実のいいところだけを見る)ばら色のメガネをはずし、盲目的で妄想的な願いを捨てて、現実に自己責任を持つようになります。 それによって自信が高まり、より大きな成功が訪れます。 人が自分の願ったとおりにならないからといって、すぐに人を責めることがなくなります。

「ア コース イン ミラクルズ」には、私たちが命のギフトをもち、自分が命のギフトそのものであると書かれています。 命のギフトは神様から与えられたものですが、人間は今まで命のギフトを人と分かち合ってこなかったので、自分がギフトを持っていて、人にも与えられることに気づいていなかったのです。 5月には、「命はギフトであり、人に分かち与えることができるもので、分かち合うほどにギフト(生命力)が増えていくこと」に気づきはじめます。

こういったことすべてが、夢の実現にむけて良いかたちで築き上げられていきます。 長い間目指してきた目標や、心からの願望に、遂に、今回実現の道が開かれます。 次第に高まる成功、愛、創造性、達成感は、頂点(オーガズム)を極めます。 人生の新しい解放感を感じるでしょう。 「遂にやった」という甘美な解放感です。

今月は、現実を現実として認めない否認がどれだけ広く浸透しているかに私たちは気づくでしょう。 そして、自分の周りにどれだけ現実否認が存在し、それが意識のより深いレベルでの否認を反映していることに気づくでしょう。 私たちが否認に気づくのは、それを変えることができるからこそです。 しかし、エゴはいくつものトリックを使って、なんとかして気づきを止めさせようとするでしょう。

今月はおもに二つのエゴのトリックがあります。 まずは、わざと妨害するためのメカニズムで「破滅・取り消し(undoing)」と呼ばれるものです。 まさに今成功して前に進もうとする時に、すべてが破滅して、だいなしになってしまうことです。 破滅は、心の中に隠れた「破滅させる人(undoer)」というシャドウ(影)によるものです。 「破滅させる人(undoer)」は、エゴに注力し、今まで築き上げてきたものを破壊することに労力を注いでいます。 「破滅させる人」は、システム全体をクラッシュ(崩壊)させ、計画を打ち砕くことができます。 その原因は、エゴによってもたらされた罪悪感による自己懲罰と激しい自己攻撃です。 エゴとの契約を破ったために、エゴが仕掛けたものです。 エゴがそうするのは、私たちが新しいステージ(段階)へと卒業する準備ができているからです。 新しいステージでは、絆が強まり、創造性が高まるので、エゴの必要性が少なくなるのです。

もうひとつのエゴの罠は、「アイドル(偶像)」――偽りの神を崇拝することです。 「アイドル(偶像崇拝)」と呼んでいるのは、間違った価値観のことです。 私たちが間違った価値観という偽りの神を崇拝するのは、それによって救われ、幸せになれると考えるからです。 「アイドル(偶像崇拝)」は無意識層のもっとも深層の部分である「反逆」の領域と関係しています。 反逆児の領域とは、まさにエゴの核心であり、「人はばらばらで(人同士も、神からも)分離している」という観念を持ち続ける原因となるものです。 「アイドル」は魂のレベルにあるギフト(才能・贈り物)やミラクルや存在の喜びを妨害しています。

エゴが今月特に使っている「アイドルー偽りの神」は、「苦しみというアイドル(偽りの神)」です。 すべてのアイドルは、長い目で見れば有害ですが、「苦しみの神」というのは特に暗いものです。 苦しみのアイドルを持っていると、間違って苦しむことに投資してしまうのです。 苦しめば、自分や人がより良い場所に行けると信じこんでしまうのです。私たちは、「苦しめば今幸せになれる」、または、「苦しめば後で幸せになれる」と考えてしまいます。 しかし、人や自分を攻撃するために使われる苦しみによって、幸せがもたらされることなどありえるでしょうか? 誠実さが欠けているもの(=苦しみ)が幸せをもたらすことはできません。

あなたは、「破滅をもたらす人(undoer)」の自己概念をいくつ持っているでしょうか? 「苦しみの神(アイドル)」をいくつ崇拝しているでしょうか? どちらも悪い投資ですから、手放してください。 そして、かわりに創造性(クリエイティビティー)を選択しましょう。

今月は、気づきを持ちつづけてください。 これらの問題の兆しが現れても、優雅に問題から解放されるように、天の助けを求めましょう。

今月あなたに提供されている申し出のすべてに喜んで応じてください。 良いことがたくさん、あなたのもとにやって来ますよ。

あなたの頭と心の花火が、スピリット(霊魂)をみつけて、宇宙のオーガズムの中で世界を照らしますように。  あ、あ、あ・・・・・・ベイビー!

チャック・スペザーノ

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