ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2005年8月号
ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2005年8月号
翻訳:アドバンストレーナー 大空 夢湧子
8月 チャック・スペザーノ
8月には大きなエネルギーが三つあります。 まず一つ目は慢性的なブロックです。 二つ目は古く、時には太古からの魂のパターンの変容です。三つ目は、「花園・楽園〔ガーデン〕」の経験です。それは、崇高なレベルの美と調和の経験なのです。
もしあなたが慢性的なブロックを経験しているならば、マインドの奥深いところを変えて変容を生み出すことができるのです。そのために必要なのは、誕生を迎える勇気と意欲だけです。実際にお産をしたことがある方は、不屈の精神と感情面での勇気が必要なのがわかるでしょうが、結果は大いに祝福すべきものです。これをスムーズに達成してくれるのが、あなたが自分を止めていた状況全体を自分の責任として受けとめる意欲なのです。意識の最も深いレベルを見ると、あなたが怖れているものから身を守るために、何らかのブロックが必要だったということなのです。あなたは、誕生、そして成功の新しいステップは、とても自分には対処できないだろうと危惧していたのです。エゴが、これは進歩のための新たな一歩ではなく、大失敗への新たな一歩だと示唆したときに、あなたはエゴの味方についてしまったのです。慢性的な問題が出現して、あなたが新たな一歩を踏み出すのを怖れているのではなく、状況の被害者であり、無力であるかのように見せることができました。
あなたのおかれた状況に完全に責任をもち、すべては自分が選択した結果であると受けとめてください。 それをすれば、瞬時にあなたのハイアーマインドに任せて状況を変容させることができます。楽な誕生になるように頼んでください。明らかに、あなたの学ぶべきレッスン〔教訓〕は、目の前にあります。あなたは、今学ぶこともできるし、あと5年ほど待つこともできます。それだけ待つ時間の余裕があなたにありますか? それだけの苦しみが、あなたの手に負えますか? そのことは、あなたの愛する人にどんな影響をもたらすでしょうか? もし、このひとつの面に、あなたが責任をもって教訓を学び、前に進むことを拒否したとすると、あなたから学んでいる人たちには、どんな影響があるでしょうか? あなたがご自分の人生にイエスと言う準備ができているならば、もっといい時代があなたを待っています。
これが変容という側面へとつながります。ミラクル〔奇跡〕を求めましょう。困難であるのは、エゴが関わっている確かな印です。あなたが、心から癒しを望んでいるならば、それは確実なものになります。あなたが、心から全身全霊で望むほど、より早く、より簡単に癒しがおこります。 これだけでも、あなたを窮状に陥れていたすべての隠れたエゴの望みを統合することができます。今こそ前進する時なのです。よりよい道があなたを待っています。 勇気を求めてください。勇気があなたに意欲を与えてくれるでしょう。それ以外の、人を責めることや、自己攻撃、一見「事故」に見えることも、すべてはあなたが前に踏み出さないようにするためのサボタージュ(妨害行為)の反映にすぎません。勇敢になってください。あなたは更に大きな完全さを発見するでしょう。あらゆる良いものに通じている平和を知ることができるでしょう。
パラダイス〔楽園〕のエネルギーが、意識に突入しようとしています。時には一瞬のことであったり、日没の間だけ続いたりします。しかし、時には何日も、何週間も続くこともありうるのです。 まるでロマンスのような感じです。悟りのような感じがします。 この上ない美しさがもたらされ、永遠の愛が私たちにふれます。 何百万年も意識が進化した後に自然にそうなる状態を味見することができるのです。 今大きな天の恩恵のエネルギーがあるからこそ、すべてが加速化しています。大きく前に飛躍することができるのです。その結果、今月は変容や恩恵によって一瞬の地上の天国を経験することができます。その瞬間をもつことができたら、味わってください。あなたの魂にしっかりと焼き付けてください。その瞬間を失っても、だれも責めたりしないでください。あなたは、楽園をさらに奥に進むのが怖くなって、そこから落ちるための口実にだれかを使っただけなのですから。8月は、自分が進まないために誰か人を使うのをやめるのにぴったりの月です。あなたが前に進まない口実として誰かを使うことや、自分の怖れを隠すために人を使うのをやめて、世界のすべての恨みが解消したならば、それは確かに地上の天国になるでしょう。
今月は、あなたの最大の問題を一歩ずつ取り崩すよりも、一気に三枚におろして全部の骨を取り除いてしまうことができます。あなたの人生で厄介なことが起きた時には、いつもこの質問してください。「私は何のためにこれを使っているのだろうか?」困難な状況に遭遇しても、それを使って自分の足を止めたり、自分や人を攻撃したりすることもできれば、それを平和の障害として使うのではなく、平和をもたらす手段として使うこともできるのです。「ガーデン〔花園・楽園〕」は平和によってできているものです。「このことを平和への手段として使おう」を今月のあなたのマントラにしましょう。そして昔からのナバホ族の祝福の言葉にもあるように、「あなたが美と調和をもって歩かれますように。」
チャック・スペザーノ
2005年7月 ベニスにて