ビジョン心理学ナイトライト・ニュースレター 2015年4月号
3月の「残りかす」はほとんど無くなりました。もしまだ困難さが終わっていないなら、その原因は世界から何かを手に入れようとしているから。 ことになんらかの愛情や承認や愛らしさを手に入れようとして自分が「小さな存在」であることを追い求めているのが原因です。それが過去に執着すること、とくに心痛や過去の人間関係の憎しみに執着することとつながります。もし3月がネガティブだったなら、そこにあらわれたのは我々の「ニーディーな(困窮した)ストーリー」だったのです。ニーズという、さし迫った欲が満たされることには、内面からの抵抗があるのです。なぜなら我々にはニーズを満たしたいという気持ちとともに、ニーズを満たしたくない気持ちもあるからです。ニーズが始まった時に、我々は自分ひとりだけで「自立」することを密かに選択し、それは本当の自由ではないのに、自立を失いたくないのです。人生の新しい一章のためには、「ニーディー・ストーリー」を手放すことが不可欠です。そしてまた、常にニーディー・ストーリーとともについてくる自立と犠牲と殉教者のストーリーを手放すことが重要です。
3月に地獄のような苦しみを味わった人は、母親の胎内にいたときからのパターンがあり、それが子供時代のトラウマへとつながっていました。胎児のときのパターンは、親の感情を拾ったことにより起きるものです。お腹に中にいたときには、両親や身近な人が感じた感情を、自分自身の感情であるかのように感じるものなのです。こういう状態が起きると、マインドの一部が分離して、自分自身のマインドの中の「地獄」に送られるのです。3月には地獄のエネルギーの逆流がありましたが、それは地獄から抜け出そうとしている人たちにとってだけそうだったのです。脱出するには、まずはもういちど、地獄の中にいる気持ちに対処せねばならなかったのです。
イライラやストレス、欲求不満などはすべて、世界の中の「自己像」を支えようとして現われるものです。それが自分自身や他者への要求となり、「人が自分のことを十分に支えてくれていない」と感じるとイライラに結びつくようです。イライラやストレスがあると、「世界はそもそも何のためにあるか」を忘れがちです。私たちの幸せは世界からは得られません。世界から得られるのは、刹那的な喜びだけです。私達は、世界に幸せをもたらすために生まれてきたのです。自分から分かち合えるものがないところでは、自分の方から許しをもたらす必要があり、天が常に私達に与えてくれている幸せを天に求める必要があります。
4月には復活と再生がひろがっていきます。仮病をつかって3月のエネルギーを引きずらない限り、新しい希望が表面に上がってこようとしています。先月のネガティブな影響は、私たちが執着しているところや欲求不満を感じているところ以外では、全面的に軽減しました。4月には明るさがあり、もっとも意識が高い人たちは、妖精とエルフの領域を感じるとともに、天使の領域の美しさと高揚感を感じるでしょう。イースター(復活祭)が新しい命とスピリチュアルな再生をもたらすでしょう。世界からは何も価値あるものは得られないけれども、自分の方から与える時に、あらゆることに価値があると気づくところから、それはやってきます。
世界は私たちの教室であり、そこで私達が学ぶのは分かちあうこと、そもそも欲しがるばかりで貪欲で分離の傾向のあるすべての自己概念を捨て、エゴの願望を捨てることです。私達は世界を許し、その幻想をはぎ取ることを学ぶためにやってきたのです。それには自分自身と自分の幻想を癒すことで実現できます。私たちのマインドの鏡をそうじすることで、世界の中に写っている像をきれいにすることができるのです。これについて私たちがすることが全部、4月の新しい人生への推進力と芽生えにつながり、エネルギーが回復し、すこし華やかな5月、そして6月の黄金の輝きへと流れ込みます。あなたが4月に生命力をもたらすほど、5月には花開き、パワフルな生命力がもたらされるでしょう。あなたのギフト(才能・贈り物)と、復活のエネルギーと、今月自然に現われてくるものをあわせることで、4月、5月に「瑞々しい(ジューシーな)」新しい一章が始まるのです。
4月に可能なリニューアルは、自分自身と周囲の人々に誠実であることで達成できます。親密さから生まれる喜びを楽しみつつ。他者との友情を楽しみ、人生の目的をこころから全面的に受け入れることで、つまらないことから解放され、人生で大切なことを見てそこに集中できるでしょう。
あなたに4月の目覚めという祝福がありますように。
あなたが愛の呼びかけに応えることができますように。
そして今月あなたがあらゆる豊かさに満たされますように。
チャック・スペザーノ
ナイトライト・ニューズレター
2015年4月
ハワイ、カネオヘ