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ビジョン心理学ナイトライト・ニュースレター2018年4月号

 

3月はとてもプロセスが激しい月でしたが、4月は人生を楽に構えて、特に私たちが感謝すべきすべてのものを思い出すことで心軽やかでいられるようにと招かれています。

私たちが、4月の美しさのすべてを私たちを通して輝かせたなら、5月はさらにまばゆいばかりに華やかになりえます。もし私たちが大自然の美しさにオープンでいれば、これからの3か月間、自然はその美しさを思う存分見せつけて私たちを祝福してくれるでしょう。

4月は、少し時間を取って花の香りを楽しみましょう。このような、私たちが授かっているささやかな祝福や優しさは、天国を垣間見るためにあるのです。

4月はまた、癒しの道を歩む私たちにとっては、これまで人生を行き詰らせていた、制限的なパターンのとても深いダイナミックスにアクセスし、自分を解放することができます。

ア・コース・イン・ミラクルズに書かれているように、「知覚は、事実ではなく選択である」と深いレベルで気づくことができたら、私たちは、より大きなパワーと自信を取り戻すことができるでしょう。

つまり、これが意識の深層部分の仕組みなのです。魂のレベルでは、世界は私たち自身のマインドと、マインドが持っている観念体系を反映しています。そのレベルでは、世界に見える全てのものは、私たちが自分自身をどう見ているかを映し出しているのです。

私たちは、自分に起こることを前もって選択しました。もしネガティブなことが起こったなら、それは誤った選択だったのです。

私たちは、自分の内面について憎んでいることや判断・批判したことを外側に見出し、また、自分は持つのにふさわしくない、受け取るのに値しないと感じている才能や資質も外側に映し出します。

今月、いちばん役に立つのは、私たちが肉体なのではなく、肉体を学びのための乗り物だと気づくことです。

そうすれば、ハートブレイクや失望で死ななくてもよくなります。エゴが分離の中ででっち上げたニーズ(欲求)の全てによって、エゴを太らせ続けている必要もなくなります。

自分自身を肉体だと考えるとニーズが高まり、自分の外側にある何かを得て満足しようとします。ニーズを持った私たちのエゴは、他者を食い尽くそうとしてしまいます。

すると、欲しいものが手に入っても入らなくても、やがては失望します。自分が肉体であるという概念を持っていなかったら、肉体が使命を果たし終えた時、不満や癇癪を持ったままこの世を去るのではなく、自分の肉体からたやすく抜け出すことができます。

肉体を超えて生きることは、パワーと自由と愛を手にすることです。私たちが進化してその境地にたどり着いたなら、愛と人生をブロックしているエゴと窮屈な分離の壁を減らし、自分のマインドと意志のパワーを認識することができるでしょう。

肉体を超えて自分自身を開き、愛と人生のつながりを招き入れましょう。私たちのあまりにも多くが、まるで牢獄に入っているかのように生きていますが、実は、これは自分自身が打ち立てた牢獄なのです。

私たちはいつでもこれを取り壊して、代わりに目の前に開いている天の宝物殿を訪れることができます。

天は、私たちが障害物を利用したり、さらには邪魔をするようなものを作り出したりせずに、勇気ある決断をして人生の中で前進するのを待ち望んでいます。

直面する課題の中には魂レベルのレッスンもありますが、多くの場合、私たちは本来の自分の姿を現したり、前に進んだりしないための言い訳に問題を使っています。

私たちが、自分自身と真実にコミットするならば、これら全てを逆転させることができるのです。

それはわがままではなく、本来の「自己の中心にいること」という意味の自己中心性です。自分自身へのコミットメントがなかったら、私たちは誰にも、あるいは何に対しても、本当の意味でコミットすることはできないのです。

私たちは、自分の中心を外れていて、内側にたくさんのニーズと痛みを抱えています。その結果、犠牲と殉教の人生を生き、幸せを歓迎する代わりに特別さを探してしまうのです。

天は、私たちの不平不満や埋め込んだ痛み、またそれらを切り離して置くために利用しているすべての防衛を取り除こうとしています。そうしたものは、喜びに満ちていられるはずの私たちのエネルギーのほとんどを吸い取ってしまっているからです。

今月、私たちは、歓喜を受けとることができます。それは、私たちが完全に自分自身を与えることからもたらされます。

何も躊躇することなく、すべてを与えることで、私たちは愛とインスピレーションの波に押し流されるような経験をすることもできるのです。すべてを与えることが、すべてを受けとる扉を開くのです。

ナイトライト・二ュースレター

2018年4月

ハワイ、カフクにて

翻訳    春日井しの    栗原弘美