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ビジョン心理学とは

ビジョン心理学概要

ビジョン心理学は、心理学とスピリチュアリティの統合に基づいた実践的・療法的な心理学です。ハワイ在住のチャック・スペザーノ博士(米国・心理学者)によって1970年代に提唱されました。その後、レンシー・スペザーノ夫人(1974年に身体障害者などを社会復帰させるリハビリテーション・カウンセリングの分野で修士号を取得)が考案したジョイニング・セッションを取り入れ、大きく発展を遂げています。
創始者は現在も開発を続けており、最先端の心理学といえるでしょう。

ビジョン心理学の大きな特徴の1つは、人間の魂の進化を図表に示したことにあります。(Psychology of Vision Model)

人間の意識は「顕在意識」「潜在意識」「無意識」「ハイヤーマインド(高次の意識)」の4層から成り立っていて、この意識の成長過程を「依存」「自立」相互依存」「霊的依存」の4つの段階に大別して三角形モデルに顕現したのです。

この三角形のモデルによって、それまで不鮮明だった私たちの意識の働き方、慢性的な問題を抜ける道、そしてこれらのワナが隠しているギフトやマインドの領域を視覚的に説明する事が可能になりました。4層の意識にアプローチすることで、心理的な傷やトラウマの回復に非常に即効的・効果的であり、問題の根源を癒す事ができるのです。

ビジョン心理学では個人のビジョンや生きる目的・才能を発見する事が癒しをもたらす重要な要素であると考えており、自ら悪循環のパターンに気づき、困難を乗り越え、新しい生き方や幸せになる方法を探し出し、創造的なリーダーとなることに主眼をおいています。

 

 ビジョン心理学の3つの側面

 ビジョン心理学は「リレーションシップ(人間関係)」「リーダーシップ」「スピリチュアリティ(霊性)」の3つの柱から成り立っています。 

    1.リレーションシップ
    リレーションシップは、人間関係、男女関係のことで、とりわけ親しい関係を指しています。自分の周囲の人はすべて自分自身の意識の反映です。あなたの自己概念、観念、感情などさまざまなものを映し出してくれるのです。自分自身の内面を癒すことで、人間関係における問題が改善されていきます。

    2.リーダーシップ
    リーダーシップは、他の人たちが助けを求めている声に敏感に反応していくことです。相手が不快な行動に出ているときほど、あなたの助けを求めています。相手につながることで、ともに癒されていき、成熟した対応能力が身につくのです。

    3.スピリチュアリティ
    スピリチュアリティは、魂・霊性のことで、私たち人間を超えた「大いなる存在」との関係を表します。ビジョン心理学では、私たち人間が一体感という意識へ戻っていくスピリットであると気づくための進化の道にいると考えています。自力から他力へ、大いなる存在とパートナーシップを取り、目に見えるものへの執着を手放しながら、こころの豊かさや幸せを見出していきます。

     

    ビジョン心理学の鍵となる側面は、主に進化のプロセス、変化、個人と人間の目的にあり、お互いにつながれる人間の能力にフォーカスしながら、文化的、宗教的な違いを超えて、リレーションシップ、リーダーシップを通じて意識の領域を探求します。

    この3つの側面の潜在意識・無意識にアプローチすることが、問題解決の早道なのです。

     

    ビジョン心理学の基本原則