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ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2009年4月号

ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2009年4月号

      翻訳:ビジョン心理学トレーナー 大空 夢湧子


 

世界の最近の出来事は、ビジネス、経済、金融がいわゆる「自立的な状態の終焉」に達した時に何が起きるかを見せています。大惨事です。つながらずに分離していた「自立」の時期が終りに達した時、資本主義がそうなったように、だれもがパートナーシップへと進化して行かざるをえません。さもなければ、それ相応の結果に苦しむでしょう。
  勝つ人がいるところには、負ける人がいます。そして、勝った人たちは負けている人たちを支えなければなりません。それをしなければ全体が破滅します。競争では、ここから先へは進めません。今必要なのは、協力です。次の「相互依存」の段階で、資本主義の一番いい所が、新しい形で表れるでしょう。
個人としては、我々は皆、パートナーシップというより高い状態へ向けて一歩踏み出すことが求められています。喪失があった時に、受け入れ、赦し、手放すことで、はるかに高い段階で新しく生まれ変わることが可能になるのです。今世界で起きていることにスピリチュアルな視点を持たなければ、怖れとストレスと、抑鬱ではなくとも失意があるばかりです。私達がそうなるのは「天の意志」ではありません。
 責める代わりに許し、裁くかわりに愛すると、人生が、恨みを抱いた時のような滞り方をしないのです。私たちが信頼するほど、状況はポジティブな方向へと展開しつづけます。信頼とは、精神の力をポジティブな方に使う選択のこと。精神の力を怖れの方に使わないことです。そうしなければ怖れが再生産されてしまうからです。信頼して、たとえどのような状況でも、ポジティブな結果の方に集中しつづけると、分離しているマインドとその怖れが統合されます。「ア・コース・イン・ミラクルズ」では、「信頼によって癒されない問題はない。」と言っています。  

 4月は物の見方をスピリチュアルに転換する月です。ゆるしが平和と幸せをもたらします。もしあなたが穏やかで幸せではないなら、「自分が正しくて、他の誰かが間違っている。」という戦いの中にいるのです。その状況では、だれもが罪悪感を抱かざるをえません。ゆるしだけが、すべての人に、あなたにさえも、潔白さをもたらしてくれます。   
 4月は、長期的な準備をすることができる月です。世界が弱体化した状態にある今、天災でも起きようものなら最悪です。今こそあらゆる癒しの原則を使う時なのです。例えばゆるし、信頼、ミラクルを願うことなどによって、今年の11月の何かの脅威を避けるのです。あなたが地球のことを考えるたびに、全員が楽に誕生を迎えることができるように、祝福し、ゆるし、信頼し、ミラクルを願ってください。過去2年間に、人類は弾丸をかわすように、天災になるかもしれなかった幾つもの機会をかわして来ました。そして一つの大洪水が、災害程度の被害に軽減されました。自分たちにとっても、地球にとっても、楽な誕生を迎えられることを決意しましょう。今の時期は、意識のスピードが速くなっている大変重要な時期なのです。我々が直面している、世界を無能にするような、あらゆる脅威や愚かな考えに対する解決があるはずです。協力と友情の黄金時代が、地球を祝福することができる筈です。私たちの精神の力である信頼を、その方向に向けましょう。あなたの愛と信頼によって、黄金時代のために必要なミラクルを、天がもたらすことが可能になるのです。あなたが世界を祝福すると、あなたが祝福されます。あなたが世界を裁くと、あなたも裁かれて、それゆえに自己懲罰を設定するでしょう。そこで、あなたの心を、より高いスピリチュアルアルな物の見方へと、アップグレードしてください。再びつながる(reuniting)というギフトと共に、自分自身や家族、古い友人と再会するのみならず、失われていたギフト(才能)とも再びつながることも、すべては4月の進展の一部です。  

 最後に、より高いスピリチュアルな視点に到達した人達は、「天の遊び心」が働いているのに気づくでしょう。それによってあなたが、次のことを思い出す助けになるでしょう。天はあなたのためにも皆のためにも最善のことだけを望んでいるということ、そして天の働きは明るく、喜ばしく、あなたは恩恵とミラクルの通り道であり、そうなることができるということを。「天の遊び心」とその美しさを見ることは、何と素晴らしい楽しみでしょう。  

 4月の第1週は、あなたは「自分自身を乗り越えていくこと」が必要になります。より大きな事柄が今進行中であり、それは自分がどうした、とかこうしたということだけではないのです。他の人々がどうであるか、そして人生そのものと関係があるのです。あなたが、自分のことしか見えない状態になっている時のみ、自分自身を乗り越えていく必要があります。自分が探し求めている愛を自分から与えていかないと、「自分は愛されない」という気持ちを感じつづけることになるでしょう。自分の方から愛していかないと、自分自身または他人を決して全体の一部として数に入れないので、パートナーシップはなく、流れに乗れません。  

 4月の第2週は、正しい健全な考えがもたらされるので、我々は流れに乗り、答がやって来るでしょう。この時に、多くの事を正すことができるのです。復活祭(イースター)がその週の最初の日であり、恩恵により我々を元気にさせるパワーがやってきます。この週のエネルギーは、人生を変えるほどの力になりえます。第3週はリーダーシップの週です。「助けたい」という気持ちから、プロジェクトやチーム・メンバーへの責任を進んで引き受けるでしょう。第4週は何らかの「エゴの幻想」が前面に出てきますが、そこに気づきがあります。あなたはこの週を利用して、遅かれ早かれ痛みをもたらすような自分自身のいくつかの間違いに気づくことができます。あなたが真実と正しい方向を求める願いに動機づけられて、間違いを手放しましょう。

2009年4月の中国  
 中国の人々は、友好的で、ポジティブで、誠実で、意欲的です。彼等は向学心があり、勤勉で、やる気のある態度です。楽天的で、上昇志向です。中国では、経済回復がもうすでに起きています。中国にとっての最大の課題は、「パワーストラグルストーリー(主導権争いのストーリー)」からくるコントロールを越えていくことです。これは「自立」の一段階であり、だれもが通過しなければならないことです。欧米諸国は、一つ先の「デッドゾーン」の段階にいて、経済問題を対処しています。欧米諸国にとっての課題は、競争、欲、新しいレベルに誕生する必要性と変化の怖れです。

 中国の4月第1週のタオは祝福と関係があり、スピリチュアルな視点と「無邪気さ」をもって人生を見ることです。  
 第2週のタオは、「隠れた自己」という課題を含み、それがさまざまな問題を生み出します。癒しのための統合が必要です。
 第3週には、「主導権争い」、または「次のステップの怖れ」により流れが途切れてしまいます。それに対しては、意欲とゆるしが優れた解決のカギです。  
 他者を助けたいという気持ちは中国では強いのですが、第4週にはそれがさらに強く表れます。あなたが人を助ける時に、自分自身も助けられるのです。 みなさん全員に大きな祝福がありますように。

みなさん全員にすばらしい幸運と愛がありますように。
チャック・スペザーノ
中国、東莞(Dongguan)にて

 

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