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ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2009年3月号

ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2009年3月号

      翻訳:ビジョン心理学トレーナー 大空 夢湧子


 

3月の初めに、雲が晴れるように「否認」が消えていきます。中にはそのために不快なむき出しの状況の中に残される人もいるでしょう。でも、空想や幻想は消えて、より良い場所に行くために必要な選択をするパワーはあります。今月の最初の3週間に、真実が諸々の事柄を押し分けて進み、大変多くのことが明らかになるでしょう。嘘、それも特に政治的な嘘と自己欺瞞が、暴露されるでしょう。それが目覚めにつながり、ブレークスルー(画期的成功・大躍進・現状打破)へつづきます。真実と共に方向性が明らかになり、怖れが軽減され、怖れの影響で麻痺して縮こまることもなく、何をなすべきかが明確になるでしょう。このことは特に、経済、国際的な課題や愛情関係、エゴが仕掛けた罠に関して言えるでしょう。   

経済の問題は、人類が集合的に新しいより良いシステムに移行するよう動機づけるためにあります。現在の競争的なビジネスと経済システムがどれだけ限界に来ているのかを、私達はまだ十分認識していません。競争を基にした経済はどれも、怖れと欠乏が土台にあります。ビジネスと経済には新たなビジョンが必要なのです。それは協調を土台にしたもので、強欲や倒産(破綻)ではなく、優秀さや公共の利益が促進される必要があります。より良い方法のための時がきたのです。よいプレイヤーは、悪いシステムの中でも新規まき直しができます。私達にはビジネスの天才が必要です。そして、より良いやり方で前に進むためには経済界にビジョナリー達が必要なのです。私達はその実現を助けることができます。たとえ(経済が)自分の専門範囲ではなかったとしても、自分自身が変化に対して意欲を持ち、ビジョナリー的な人生を生きることによって助けになるのです。自分の人生がどれだけ小さなものであるのかは、私達がどれだけ「小ささ」に投資してきたのかを示しています。3月中旬には、ブレークスルーの強いエネルギーがあります。それが巨大なものになるのか、小規模なものになるのかは、私達の意欲次第。道をリードしている人達には、もうすでに今このエネルギーがあります。   

アメリカの二党派制の破綻が起きていることの一つの表れが、共和党の協調への拒否です。答えは一致団結の中にあるのに、共和党は時代錯誤的に、競争とすべてを犠牲にしても勝つやり方の最悪さを露呈しています。これによって、アメリカの中で何がうまくいっていないのかのみならず、私達の意識の中で何がうまくいっていないのかが見えるのです。今こそひとつになって、みんなにとってうまくいくことを共有すべき時なのです。   

アメリカの原理主義者たちの中の全体主義的なアプローチは、今オバマ大統領を単にデーモン扱いするのみならず、反キリストにしようと試みています。ここにも、原理主義の狂信的なほどの信心深さの破綻と、霊性の欠如が現われています。彼等は私達の意識の何を反映しているのか、それを赦すための機会がいま一度ここに与えられているのです。     

「恋人たち」の元型的なエネルギーが3月の第1週を特徴づけています。その幸せな流れの中に入ってください。それが3月中に対処すべき多くのことを片付ける「効率の良さ」につながる一方で、ブレークスルーの準備にもなります。それから第3週には自分自身や他人への「要求」を扱う必要があります。要求が見せてくれるのは、私達が自分の外側にある何かによって幸せになれると信じ、他人や自分自身にそれを要求することでうまくいくと信じる罠にはまっている部分です。絆が失われてしまうと、やがてニーズになり、それが要求へとつながります。私達が外の世界から要求されることは、自分が自分自身や他人に対して持っているニーズや要求を反映しています。これは悪循環で、必ずやストレスとなり成功できないのです。それを変えていく方法は、期待をかけるのではなく、ゴールを設定することです。   

これを変えていく方法は、要求を手放して、何かをする際に「した方がいいから」「する必要があるから」「すべきだから」「せねばならないから」 するのではなく、それを「すると選択して行動する」、「やりたいからする」ことです。自ら選択して行動することで、私達は自由になり、成功し、受けとることができます。要求している時にはしがみつき取ろうとするのですが、受け取ることができないのです。要求の下にある執着のせいで、自滅的になってしまいます。   

第4週には、「真実の愛」のエネルギーが現われて、人間関係を強化し、修復し、構築することができます。幻想が再び雲のように出てきますが、ブレークスルーと真実の愛のエネルギーがあるので、最小限にとどまるでしょう。

3月のドイツ   
私は先月のドイツへの旅の途中に、時おりさまざまな国のために特定的なミニナイトライトを書くというインスピレーションを感じました。まずは、行ったばかりのドイツのために書くことにしましょう。全般的な「ナイトライト」は各国にあてはまることですが、それぞれの国には特有のエネルギーがあります。今回はドイツです。   

全般的に、国としても、そして経済としても、ドイツの恐怖は米国や英国のそれほど強くはありません。ドイツにはより良い土台があり、それほど浪費が激しくないのです。そのためにドイツには経済の集合的な問題にも持ちこたえられるより良い基礎があります。ただし彼等が直面しているのは、相互依存的なバランスのとれた生活と共に方向を変える必要性です。相互依存的な意識は自然と環境を修復し人間関係を第一にするので成功と親密感の実現が簡単になります。   

第1週のドイツのエネルギーは、答を探し求め、より良い方法を探しているエネルギーです。それによって第2週に、答、ガイダンス、天の計画が現われ始めます。第3週には、パートナーシップのもとに意識をつなげようという強い動きがあり、その結果、今まで不正直だったところが、特にビジネス関係で明らかになります。不正直さは受け取る能力を阻んでしまうので、近道で行こうとすればするほど、遠回りになってしまうのです。不正直な人々は、2倍働いても半分しか達成できません。なぜならば、彼等は取ろうとか手に入れようとするばかりで受け取ることができないからです。ドイツは経済回復の指導的な立場をとる国のひとつになる可能性があります。

2009年3月のあなたに、可能な限りのすべてのブレークスルーと愛の復活をお祈りしております。

チャック・スペザーノ
ハワイ、カハルウにて 

 

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