Answer: 栗原弘美(ビジョン心理学トレーナー)
前回のパートナーに我慢をしているという相談に、
かなり反響がありましたので、
今回も「嵐が過ぎ去るのを待つパターン」についてお答えします。
相手が怒っているとき、
自分が我慢をして嵐が過ぎ去るのを待つ人が多いようです。
一見安全なように思えますが、
その態度が実は相手の怒りを増長させていることに気がついていません。
怒るのを止めようとしないので、相手はどんどん増長してしまいます。
本当は深いところで悪い態度を止めて欲しいと思っており、
止めることによって、相手は気づいて成長することができるのです。
自覚がないかもしれませんが、
あなたも我慢をして怒りを溜め込んでいます。
頭の中で相手を批判・判断していたり、
声のトーンや行動、態度によってなど、
直接的ではないけれども相手を攻撃しているのです。
これは「受動攻撃」と呼ばれるもので、
子どもっぽい未熟な態度であり、
大人になった今、同じ態度を続けるのはどうでしょうか。
まずは日々反応しましょう。
お互いに気づきを持ち、
「またやっているわね」「これでは出口はないわね」と
言葉によるコミュニケーションをしていくことが大事なのです。
そして、身体に子どものころの体験や怖れが残っていると、
何かのきっかけで反応として出てくることが考えられますから、
こちらはセミナーで癒すことをおすすめします。