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ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2003年12月号

ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2003年12月号

翻訳:アドバンストレーナー 大空 夢湧子


 

12月              チャック・スペザーノ

* 難局に備えてください。超大型の波が近づいています。
マインドのすべてのレベルを癒すためには絶好の時期になりました。ただ、覚えていて欲しいのは、今あなたにどれほど大きな問題があったとしても、今月はあらゆることがあなたのギフト(才能)と関係しているということ。そして魂のレベルでは、あなたが存在していることそのものが、世界を祝福し、世界を助けるための贈りものであるということです。自分自身の存在そのものがギフトなのだという気持で与えることは、あなたにとっては喜ばしいはずです。ですから自己犠牲や役割意識に囚われないようにしてください。
これからあなたがしようとしていることがあまりにも大きなことなので、とても自分の手には負えないと思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。あなたの心と意識(マインド)を、愛することと、与えることに集中し続けてください。その結果、慈愛の気持で心が開き、あなたの内面から湧き出るさまざまなひらめきをすべて実践するだけのエネルギーが出てくるでしょう。

夢の特質とは、願望の特性です。12月には、私達の心の最も奥にある願望が、暗い願望も含めて現れてくるでしょう。嬉しいことに、私達人間は夢を見る生き物であり、夢は自分の願望の行く手に従うのです。無意識のパターンや魂のパターンが姿を現しますが、そこで私達は、何があったら自分が幸せになるのかを新たに選択することができるのです。暗い夢をもっているならば、光を選ぶことができます。痛みだらけの夢ならば、自分の心が満たされることを選択することができるのです。悪夢を見ているのならば、夢から醒めることを祈ることができます。人間は夢を見る生き物だということを思い出してください。すべては自分の手の中にある、というよりは、自分の意識(マインド)の中にあるのです。
私達が悪夢に囚われて目を醒ますことができない時には、恐怖と苛立ちのために、のた打ち回ってしまいます。どうしても鍵に手を伸ばすことができない感じがして、再び痛みと対立の方に引きずり下ろされてしまいます。

* ゲシュタルト心理学の夢のセラピーでは、夢に登場するすべての事物は、生物と無生物のどちらも、自分自身を表しているということを学びます。
そしてまた、「醒めてみる夢」である実生活もその通りで、自分の世界の中のすべての登場人物が自分自身を表しているといえます。したがって、自分が癒されると、夜見る夢が癒しを反映するのと同様に、世界という夢もまた、自分の癒しを反映するのです。 世界という夢には、自分のすべてが映し出されています。自分にとっての世界とは、自己概念がつぶさに表現されたものであり、特に自分が戦っている対象がはっきりと映し出されるのです。夢とは、意識の最も深い所にある観念・信念や自己概念が、夜眠っている間に自分に示されることなのです。観念・信念というのは、自分が信じている願望なのです。
いつの日か人間は、宇宙を創っている源と自分自身がひとつになる体験をし、それを実感するために、やがてはすべての観念や信念を手放すことになるでしょう。しかし、現在の人間の成長・進化の段階は、だれもがマイナスの観念を捨てる段階なのです。人間がマイナスの観念を捨て去ることができたならば、私達の世界は地獄から、前よりも統一感のある美しい場所へと変化し、その結果、それまでよりも真実に近く、幸せで、神聖な世界になるでしょう。人間は誰しも内面的な葛藤を抱えています。だれでも、あらゆる面で癒しの必要性は大きいのです。そして、人は癒しによって、愛と豊かさを生み出す平和に戻ることができるのです。

どのような成長段階にある人でも、毎年12月になると表出する無意識層に対処しなければならないのです。しかもそれのみならず、今年一年のすべての未完了の案件を、(9月中にすでに完了してないならば、)ぜひとも今月中に完了しなければならないのです。「これでもか!」という感じですね。また、どうしても、年末年始のお休み中は、さまざまな準備や、雑事、片付けることの多さに、「頭がくらくらして」しまいがちです。また、一方で誰にも会う予定がなく、何の準備もいらないとなると、かえってそれも最悪です。この時期は、まるで静かな部屋で蛇口から落ちるポタッという水滴の耳障りな音に悩まされるように、普段以上に孤独感を感じて悩まされることになりがちです。

* 今月は、コミュニティーの必要性を認識させてくれます。
今月表面に浮上してくるニーズ(欲求)、痛み、暗闇は、時として、友達だけでは手に負えないレベルのことがあります。その時こそ、コミュニティーが必要となるのです。コミュニティーとは、目的や絆を共有する友人達の集まりです。コミュニティーの集中的な愛情や祈りこそ、私達がちょうど今必要としているものなのです。コミュニティーの力を借りると、一人ではとても怖くて進めなかった一歩を踏み出すことができます。そうすれば、変化や進化が訪れるのです。

* 12月の大きな罠

1.無意識レベルのパターンによる継続的な、または新たなマイナスの経験。すべては私達の癒しのためのカリキュラム(履修過程)の一貫なのです。

2.今年一年間の未完了の案件。レッスン(教訓)だったものが試練にまで発展しているかもしれません。そこで学ぶべきレッスンを学ぶと決意(コミット)してください。

3.失敗感や自分は不十分だという気持が自己攻撃へと変わります。エゴとは、自己否定や自己攻撃によってできているのです。あらゆる自己攻撃をやめて、「自分はダメだ」という観念に投資するのをやめましょう。やめると「選択」すれば、やめることができます。

4.自分をなぐさめるために、何かに溺れないようにしましょう。食べ物、お酒、セックス、勝負に勝つこと、または愚痴や文句を言うことによっても、本当の意味であなたを支えてくれるような精神的な慰めは得られません。

5.自分の殻の中に引きこもろうとする行為に気をつけてください。自分の中に引きこもるのは、微妙なかたちで攻撃していることであり、積極的な攻撃と同じように攻撃性があります。あなたが自分の中に引きこもってしまう時には、失敗感があり、犠牲していて、復讐心をもち、あなたが何かを失ったと感じることになります。その傷は、あなたの心にわだかまりを残します。特に今月はそうです。引きこもるかわりに、相手の人へとコミュニケーションの橋を架けましょう。

6.調整すること。今こそ、現在の状況下であなたが相手に合わせ、妥協するべきところです。ここは、あなたが(意地を張るよりも)癒して、前に進むべき所です。受容は、ヒーリングの選択肢です。

* 何が助けになるのか

1. 気づき。 あなたがこの世界の中で見ているのは、「あなたが自分自身についてどのように考えているのか」だけです。

2.あなたが見ている(現実という名の)夢に責任をもつこと。そして初めて、あなたが夢を変えることができます。その時はじめて、あなたが学ぶべきレッスン(教訓)を学び、あなたの魂による人生のカリキュラムで先に進むことができます。

3.受容。あなたが受け容れなければ、前進することができません。あなたが抵抗していることは、長く続くものなのです。受容すると全体の展望が見えてきて、そのことに悩まされて前に進めないことがなくなります。

4.許し。あらゆる人や物に投影されている自分を許しましょう。そうすることで、あなたも相手も両方共自由になりますそして、時には、不平不満がいくつものレベルで多層的に重なっていることがあるので、いくつものレベルでの許しが必要になることを認識してください。

5.あなたのコミュニティーからの助けを求めましょう。あらゆることであなたを助けてくれる「内なる友人」の助けも呼びましょう。すべての問題を(内なる友人に)任せることで、すみやかに問題解決するでしょう。

6.コミュニケーションと癒しを決意(コミット)し、大胆に前進してください。今は、攻撃された時のようにうずくまっている場合ではありません。

7.天の恩恵と、安楽とミラクルを選択しましょう。心からそれを望んでください。そのために祈ってください。

8.人生とそこで起きることのすべては癒しのためにあるということを認識したとしたら、あなたにとっては、これが今年最大の飛躍になるかもしれません。あなたの人生のストーリーを書いているのは、あなたなのです。そしてあなたは、ベストセラーを書くこともできるのです。

9.もしあなたが夢のベールの背後を覗くことができるなら、あらゆる問題の後ろにある喜びやギフト(才能)が、あなた発見してもらうのを待っています。今月、あなたの中で光が生まれるでしょう。あらゆる人が、その光によって豊かになり、元気づけられるでしょう。

10.あらゆる人を愛し、何をする時でも愛をこめてするようにしてください。あなたも、あなたの周囲のすべての人も、神にとってはかけがえのない存在です。

メリークリスマス! そして、良い年をお迎えください。

暖かなアロハの心をこめて

チャック・スペザーノ

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