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ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2004年1月号

ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2004年1月号

翻訳:アドバンストレーナー 大空 夢湧子


 

1月              チャック・スペザーノ

冬の間に、お百姓さんは春の種蒔きに備えて種を調べ,一番良い種を選びます。今月は、私達もそれにならって同じようにするのが懸命でしょう。つまりあなたが2004年に何を実現したいのか、今年はどんな年にしたいのかを明確にする時です。望んでいる結果に向けてあなたのマインド(意識)を投資してください。さらに、神の意志は今年あなたに何を望んでいるのかに集中してみると、さらに良いでしょう。天の意志は、あなたが自分で計画したのよりも、ずっと素晴らしい内容であることはたしかです。
今月現れる新しいトレンド(傾向)が、今年間の動向の一部を見せてくれます。しかも、12月の大きな波がめずらしく1月にも続けてやってくるのです。大分ペースが減ってはいるものの、一月に出てくる問題や感情はいまだに大きなものです。やはり狼狽してしまうほど大きいのです。ただし、12月にもそうだったように、今月起きる出来事によって、癒される準備ができた魂の深いパターンが明らかになり、癒されていくでしょう。
12月の忙しさは去りました。あなたがパートナーシップや、家族やコミュニティーとのつながりを作って来なかったなら、1月は孤独な平野が眼の前に広がります。12月にあなたが完了しなかったことは、1月になってもあなたを待っています。嬉しいことに、今月は、癒しの近道を行くことができるのです。前なら癒すのに何日も、何週間も、はたまた何年もかかったようなことも、機が熟して天の恩恵によって、早く解決することができるのです。自分と人、自分と自分自身、自分とスピリットとを遠ざけるエゴの作った壁やエゴの気まぐれがはっきり見えてきます。愛し分かちあうことの前には、エゴが壁を保ちつづけることができません。自分を人から離そう、遠ざけようとするエゴの願望よりも、人とつながろうとする愛の願望の方が強いからです。
来月は、人生のもっとも暗いパターンを解く鍵が姿を現します。そして、祝福された変化が起きることが可能だとやっと認識できるのです。(何かの出来事が起きた時に、)別にこうならなくてもよいはずだと認識すると、より良い方向に物事が変わり始めることを覚えていてください。

*びっくりするほど素晴らしい事が、すぐそばまで来ています。物事のスピードがどんどん速くなっています。新しい生活が始まろうとしています。その真っ只中で、暗黒の力と古い権力が最後の盛り上がりを見せています。ここで表面的な見かけの向こうにあるものを見ることが大切です。暗い力の向こうを見て、光は失われてはいないことを認識することが重要なのです。今までにも光は失われたことはなかったのです。私達が表面的な見かけの先にあるものを見ようとするならば、天の恩恵はいつでもそこに存在しているのがわかります。
私は、1年3ヶ月ほど前から、「ユニティー(統一)」という高次の意識レベルの段階の入り口が開いたことに気がつきました。私は、「闇」を癒す経験と、エゴが分離の原則に基づいてレベルの高い意識に対して防衛するのに遭遇した経験によって、このことに気づくことができました。ユニティーの段階では、ヒーリングのプロセスが加速化して人と人がひとつにつながるのです。また、ユニティーの段階は、無意識の奥深いところにある大変大きいネガティブなパターンを解消する効果があります。この段階で、癒されるために表面に浮上する層は、無意識層の最も暗い部分です。
ユニティーをブロックしているエゴの最初の層には、激しい苦痛、苦悩、わびしさ、無価値感、無意味感などの感情が含まれています。このレベルの層は、その下のさらに深いところにある不平、癇癪、反抗的な悪い態度のある層によって生まれるのです。その層は、人生の問題や神との戦いに反映されています。その下の無意識層には、デーモン(悪魔)や悪魔的なシャドウが含まれています。このレベルの暗い悪魔的なものは、それ自体が一人歩きしているかのように見えるものがあります。ユニティーはひとつに統一されているはずなのに、矛盾していますが。ただし、ユニティーの段階では、このレベルの悪魔的なものすら救うことができるのです。マインドの中にあるデーモン的な側面は、普通は深く抑圧されています。しかし、以前にも増して、セミナーやヒーリングセッションに登場してきます。
ユニティー(統一)の段階では、最初に不統一なものがすべて明らかになるのです。何を癒す必要があるのかが示されるのです。まずは問題に気づいてはじめて、この状態である必要はない、別の方法があるはずだとわかります。両極に対立すると怖れが出てきて、その影響でさらに崩壊してしまうこともあります。ただし、光と闇の両極に分裂していてもその文脈がわかれば、シンフォニー(交響曲)の主題に対するネガティブな動きのようなものだと理解することができます。両極的に対立するのはシンテーゼ(総合)に至るための必要な段階なのだとわかった時に、大局的に本当の重要性をわかることができるのです。

*現在の世界のマイナスの動きの先にあるものを見て、これから来たるべき未来のビジョンを持ちましょう。今表面に表れている分裂は、もうすでに前から存在していたのです。現在の微妙な時期に、良いことが起こりうる可能性を信じつづけましょう。私達が信頼にあふれて誠実ならば、激動する世界に直面した時に何もできないという無力感を乗り越えることができます。天の高次の計画が実行されていることが見えてきます。そうやって、私達が理解し信頼することによって、解決とより大規模な統一の時期を早めるのに役立つのです。
国内にも国際的にも、ファシズム、ナショナリズム、原理主義が台頭しつつあります。これらが台頭する時期は、普通、外的な敵からの脅威を口実に市民の自由が奪われ、人種的優位性や国家の優位性という神話が主張されがちです。このような種類の状況になると、常に恐怖と対立が助長されます。簡単には理解しづらいことですが、自分達の内面にある邪悪への怖れのために、しばしばこのゆがみを他人、特に敵の上に投影しがちなのです。そうすると、神やアラーの名のもとに、普通ならば到底しないような攻撃的で抑圧的なことをすることができてしまうのです。

*今のような時代に、覚えておくのが大切なことがいくつかあります。まず最初に、私達が直面している大きな問題・課題の後ろには大きなギフト(贈り物・才能)が隠れています。ユニティー、覚醒、マスタリー、ビジョンの意識に加えて、天の恩恵、ミラクル、創造性、再生のギフトもあります。私達が現在の危険の向こうにあるものを見る助けになるもうひとつのものは、子供たちです。私達は、子供たちの先に立って道を進んでいるのです。私達は、子供たちの世代が生きやすくなるようにしてあげることが必要です。子供立ちの世代は、私達の世代よりも賢く、才能にも恵まれ、より感受性が敏感なのです。子供たちは、人と人が絆を結び、平和な国際世界を築きあげる必要性を自然に理解しています。それが成功するためには、私達の世代が癒し、浄化し、先に立って道案内をしてはじめて可能のなるのです。もし私達がそうしなかったら、子供たちもやがて私達のように防衛的になるでしょう。なぜなら、子供たちが内面で感じていることと、外の世界が示している様相とは、あまりにもかけ離れすぎていて、苦痛にとても耐えられないからです。私達親の世代がまず先陣をきることで、子供たちが私達の後からついて来て、新しい友情の世界への飛躍ができるのです。それによって、真のコミュニティーが、夢ではなく当たり前のことになるでしょう。私達が癒し、前に進み、許し、人を批判するよりも助け、成功するたびごとに、自分のためのみならず子供たちのためにも、人生がより真実にちかづき、より楽になるでしょう。
私達は、自分とその周囲の人のことだけを大切にしたのではない最初の世代です。私達は、みんなと友達になろうとした初めての世代です。もし、私達の意識が成長して、十分に癒しができたならば、全世界が友情の世界へと前進することができるのです。

*癒しの機会を活用してください。
あなたの中から上がってくる感情に押しつぶされそうになったら、ありがたいと思ってください。自分自身や人を攻撃しないでください。癇癪を起こすのを辞めましょう。この状況を癒しのために使いましょう。自分が学ぶ必要がある教訓を学ぶことにコミットして、将来同じような状況の罠にひっかからないでもすむようにしましょう。全世界が一歩前に進むのをあなたが助けることができるために、その機会を使ってください。もし、みんながそうしたら、近づきつつある世界の「誕生」が簡単なものになるでしょう。子供達は私達を頼りにしています。私達がヒーリングをすることで、これから来るべき「良いこと」が訪れる時期が早くなるかどうかが決まるのです。私達が一歩前進すれば、子供達が安全により大きなギフト(贈り物・才能)や恩恵を世界にもたらすことができるのです。もし、あなたがスピリットに意識を集中するならば、一月はそんな月になるのです。あなたが本当に幸せになることが、人生で一番大切なことなのだと学ぶことができれば、素晴らしい月になるでしょう。多くを達成することができます。内面的な新たな始まりは、世界にも、国際的な規模で影響を及ぼすでしょう。

素晴らしい月になりますように。

暖かなアロハの心をこめて

チャック・スペザーノ

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