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ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2005年2月号

ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2005年2月号

翻訳:アドバンストレーナー 大空 夢湧子


 

2月                   チャック・スペザーノ

2月は、天の恩恵によって生きることを学ぶための重要な月です。
今の時期は、神の助けとすべてのスピリチュアルな助けを意識することが大切です。プロセスに気づくこと、つまり自分の人生で今展開しているプロセスと、より大きなスケールで展開している世界のプロセスへの気づきの有無が、今月の成功を決める鍵です。今月のアップダウンに気づき、流れがどのように展開しているのかを認識すると、天の恩恵に対していつ自分をオープンに開けばよいのかがわかります。
天の恩恵はいつでも与えられているのですが、私たちがいつもそれに気づいているわけではありませんし、いつも恩恵を受け入れる意欲があるとは限りません。恩恵を受け入れる意欲をもつと、波に乗ることができて、海水を飲まずにすむのです。天の恩恵を受け取るのに最適なとき、それは「いつも」です。

今月は、無意識的なテーマや魂の問題を扱わなければならないでしょう。
どんな人でも、魂のパターンを数多く持っていますが、自分の子供時代がどうだったかを振り返ると、自分が人生で取り組もうとしてきたひとつの大きなパターンを簡単に発見することができるものです。子供時代の痛みこそが、私たちが今の人生で癒し、変容させようとしているテーマなのです。自分の魂のパターンが、子供時代に起きることに影響を及ぼし、何が起きるのかを決定づけているのです。だいたいの場合、魂のパターンによって人生が決められてきたともいえるのです。

今月は個人の無意識が深いところから突き上げて来るかもしれません。それは、奈落の底に落ちるような感じかもしれません。ものすごいレベルの苦痛で、ひざまずいて懇願したくなることもあるかもしれません。そんな時にも、「そばに自分よりも更に大きな痛みを感じている人がいるかもしれない」と気づくことができれば、大きな苦痛も比較的簡単に乗り越えることができるのです。

ここでちょっと自分に質問してみましょう。身近な人で、自分よりも大きな痛みを感じているのはだれでしょうか。あなたの痛みを「炎の壁」に喩えたとして、その壁の向こう側にその人がいると想像してみましょう。あなたは、何があってもその人を助けたいと思うのではありませんか? あなたは、その人を助けるためなら、たとえどんなに大変でも「聖なる痛みの火」と呼ばれる炎の壁を突き抜けていくのではありませんか? あなたが炎の壁を突き抜けてでも、相手の人を抱きしめ、助けようとするときに、二人ともそこから自由になることができるのです。(たまに、また別の痛みの層が上がってくることがあります。そのときは、まだ他にも助けるべき人がいるということです。)

今月はまた、人類の集合無意識が大きく湧き上がってくる可能性が強いのです。時が始まって以来の人類のマインドの中にあるすべての痛みが集合的に合わさって上がって来るのです。その中には、すべての恐怖、拷問、非人道的な行為が含まれています。わたしたちは、恐るべき負の遺産を段階的に癒そうとしているのですが、まだまだ先は長いのです。 集合無意識が湧き上がるときは、何千人もの命が亡くなる災害が起きる可能性があります。12月の地震と津波の被害のように。
12月には、大洪水がおきて、さらに何十万人もの命が奪われる危険があったのです。12月の津波の被害は大規模なものでしたが、さらにもっとひどい被害に見舞われたのかもしれないのです。幸いそうはならなかったのも、災害が起こる前の12月上旬に、世界中で癒し、つながり、手を差し延べることがなされた結果によるものです。

天候というのは、内圧と外圧の中で、人間の集合無意識がバランスをとろうとする術なのです。

今月は祈るべき月であり、奇跡(ミラクル)をお願いする月です。無意識が地上まで上がって来ようとしているときに、唯一の解決法は祈ることしかありません。そのように無意識が上がって来はじめる前には、恩恵があります。恩恵は、天災をもたらすような自然の力を元に戻すことができます。恩恵は真実と天の愛をもたらします。霊的な見地から見ると、天災が起きるのは真実ではありませんし、天の計画の一部でもないのです。まずは、自分の周囲で、今どのようなプロセスが展開しつつあるのかに気づきを持ちましょう。できる限り、自分自身を癒していきましょう。自ら一歩足を踏み出してリーダーシップを発揮し、助けを求める周囲からの声に敏感に反応していきましょう。それによって、一緒に世界も一歩前進することができるからです。天の力に頼りましょう。天の力こそが、私たちを問題を超越した状態へと導く唯一の力です。本当に、天の力だけが唯一無二の力なのです。
あなたや身の回りの人たちにとって、プロセスがあまりにも激しく、きつくなってきたならば、それは、集合無意識からどのくらい大きなものが上がってきているかを示す早期警報システムです。それを癒すための一番簡単な方法は、単に天に頼んで癒してもらうということです。無意識から突き上げてくるものに圧倒されそうになります。そこで一人が英雄的行為(ヒロイズム)を発揮するだけでは、不十分なのです。世界の大きな局面で本当に助けになるのは、マスタリーのレベルの意識をもって天からの助けを求め、その状況にミラクルをもたらすことだけなのです。

昨晩、私は夢を見ました。「今月は何が起きるのか。今月、何に気づく必要があるのか」という質問をしたのです。そこで、飲料水が悪魔によって攻撃されるという夢を見たのです。今朝、瞑想の中でシンボルが明確にわかりましたので、夢の中に入り、夢のパターンを変えました。ただ、この夢を見たことでもあり、私たちの上水道は危険にさらされており、今月は準備しておくのがよろしかろう、と言っておきましょう。

ポジティブな面では、2月には、私たちを猛烈な勢いで前に押し出すだけのエネルギーがあります。そのエネルギーに気づきましょう。愛情面でも仕事でも、そこまで大成功する勇気を持ちましょう。

愛情と人間関係、コミュニケーションにハイライトがあたっています。新しい気づきが生まれ、その気づきを人々に分かち合うでしょう。それによって、自分が愛されることを拒んでいる密かな妨害(ブロック)や抵抗感が取り除かれていくでしょう。あらゆる分野で、成功するためには人間関係が中心的な役割を果たしていることに人々が気づいていきますから、人との関わり、つながりの橋が架けられるでしょう。人を責めずにコミュニケーションしていく勇気を人々がみつけていくでしょう。人生の心理的な影響に対して、言い訳としてではなく、自分を理解する方法として、大きな理解と信頼が得られるでしょう。

2月には暗闇も上がってきますが、それは本来癒されるはずのものです。闇が近づくのを防ぐために、私たちの光を明るく照らしましょう。愛がどんどん大きくなり、人類がひとつに統一されていくにつれて、暗闇は自然に阻止されます。今以上に大きな恩恵の流れが訪れるでしょう。今月、私たちは、「怖れの人生」を生きるのか、「愛の人生」を生きるのかを決断するでしょう。今月は、自分の心を、キリスト意識や仏陀の意識とひとつに合わせましょう。あなたの愛と光を外に輝かせて、暗闇を光で遠ざけましょう。

つながればつながるほど、隠れていたものに光が照らされて、人間関係も、ビジネスも、政治も、適切なかたちで正されていくでしょう。
今月は、あなたの心を与えてください。きっと10倍にもなって戻ってくるでしょう。

最後に、自分の周りの世界を変える(シフトする)力を自分が持っていることを思い出させてくれる「ア・コース・イン・ミラクルス」の言葉をご紹介します。

変化をもたらす力において、学びは絶えず続き、きわめて重大ですので、「神の子」が一瞬にして自らの力を認識でき、次の瞬間には世界を変えることができるのです。それは、彼の意識(マインド)を変えることによって、変化のために作られた最強の手段を変えたことになるからです。

準備してください。天の恩恵に頼ってください。ミラクルをお願いしてください。あなたの兄弟を助けてください。

※大空夢湧子さんのサイトはこちら