ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2005年3月号
ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2005年3月号
翻訳:アドバンストレーナー 大空 夢湧子
3月 チャック・スペザーノ
3月のテーマは、喜び、分岐点、気づき、回復、セクシャリティー、春、リーダーシップ、ヒロイズム、愛、「あなたはひとりぼっちではない」、「つねに神を意識する」です。
今月もまた、分岐点のエネルギーがあります。 エゴの望みどおりの道を行くのか、それともハイアーマインドの道を行くのかの選択です。 エゴに従えば、いままでのように自分の才能を隠して、人生の目的を避けることになります。
そして、被害者意識を口実に、自分の本領を発揮しようとしないでしょう。 それは、基本的に、夢遊病者のように眠りながら生きる選択です。 そして、腹を立てて、結果的に人を批判し、攻撃することをつづけてしまいます。 「実は、自己攻撃と自己批判があるからこそ人を攻撃している」という自覚がまったくないのです。 私たちは、結局は自分自身を攻撃しているのにすぎません。
意識が眠っているのは、気づくことより、ひとりよがりの自己満足を大切にしているということです。それでもモーニングコールが鳴るまでは、何も気づかないまま惰眠をむさぼることもできるでしょう。 しかし、もし気づきがあるなら、窓の外で歌う鳥の声を聞いただけで簡単に気がつくでしょう。 一方、現状を受け入れずに否認し、このまま眠っていたいと思うと、被害者意識が出てきて、もっと怖い目に遭うかもしれません。 どうか今月は気づくことを選択なさってください。
今月は回復・修復が可能な月。 過去に失い、捨ててしまった自分自身の一部を取り戻すことができるのです。 ギフト、才能、バイタリティー(生命力)が再び現れてきます。 自然にそうなる場合もあれば、気づきと癒しによって回復する場合もあるでしょう。 今月は、自分がどんな時にも、毎瞬毎瞬「意識をどちらの方向に向けるのか」を選択する分岐点にいると気づくこと。 正しい選択をつづければ、正しい方向に進み、結果として人生のルネッサンス(新生・再生)を迎えられるでしょう。
どこにマインド(意識)を向けるのか(投資するのか)が重要になります。
価値あるものに投資できるのか、それとも機会を無駄にしてしまうのか。 結果を見れば、それまで自分がしてきたことがわかります。 意識を癒しに投資した(向けた)ならば、腹が立つことや問題があるときに、自分がだれかを批判し、攻撃していると気づき、結局は自己批判や自己攻撃が攻撃の原因だと認識できるでしょう。 過去に自分のいやなところをどうしても赦せなくて、いやな部分を拒絶し、戦ってしまった、そんなかつて捨てた自分の一部を統合することができるでしょう。 内面に葛藤を抱えていると、自分の外の世界にも葛藤が現れます。 腹を立てたときも、それを癒しの方向に使えば、失われた心とマインド(意識)を取り戻すことができるのです。 すると、それまでよりも幸せで成功した人生になります。
今月をひたすら「愛の月」にすることも可能です。 あなたが、相手の状況や問題点にかかわらず、ともかくすべての人を愛したなら、より効果的に結果を出して、より大きな喜びを経験できるでしょう。 それこそまさしく、自分の真のアイデンティティーに戻ることなのです。 「ア・コース・イン・ミラクルズ」で述べているように、「あなたは愛。 愛こそがあなたの力です。」 これを思い出すことが、3月が再生の月になる一番の近道です。
3月には春のエネルギーがあります。 だれに対しても、いかなる場合にも、愛をもって自分自身を与えたときに、そこに春のエネルギーがあります。
また、過去に経験した分岐点に再び戻る機会があるでしょう。 かつて私たちは、間違った決断をしてエゴの道に進み、隠れたり、攻撃したり、自己攻撃したりしました。 今ここで、批判よりも愛することの大切さを思い出したなら、積年の問題から解放されて、人生の新たな高みに到達することができるでしょう。
覚えていてください。 どのような問題を抱えていても、本当にその問題が解決し、変容することを心から望むなら、聖霊や観音さまや、自分に縁のある真実の霊的な存在にその問題を任せることができるのです。 私の経験では、もっとも大きな問題であっても、数時間もあれば変容し、解決していきます。
ことに「セックスとどう関わっているのか」に関して、過去に間違った決断をした分岐点に戻り、もう一度選択しなおすことができます。 セックスで、ただ愛を与えることだけに集中したならば、バイタリティーや若さ、自分の価値、無邪気さ、抵抗しがたいほどの魅力などを取り戻すことができるでしょう。
過去の間違った決断の原因は、アカウンタビィティー(説明責任)の欠如、不当な差別、罪悪感や恥、エゴと自分を同一視して「自分は肉体である(自分に精神性はない)」という見方などによるものです。 「セックスを武器として使う」という間違った選択をして、攻撃したり、引きさがったりしたのです。 セックスを使って相手から奪ったり、エゴの勢力を強めたりしました。 セクシャリティー(性衝動や性欲など性に関すること)を抑制、誇張、抑圧して、遊び心や自然さを捨ててしまいました。 人間は、セックスを自分が犠牲をするためや、相手に犠牲を強いるために使ってきました。 悲しみに心が傷ついたときに、セックスを切り捨ててしまったのです。 上品ぶった堅物も、好色の人も、どちらも愛とセックスとのつながりを失っているのです。 今月は、すべてを取り戻すのに最適な月。 どのくらい弾けた(spring)春(Spring)にしたいですか?
私たちは、真実を追究してみんなが共に成功できるように導くリーダーとなることが求められています。 自分の意見を語る勇気をもつことが必要です。 それも、攻撃ではなく、愛をもって意見を言うことが大事です。
場合によっては、今月さらにステップアップして、勇敢にすべてを賭けてすることが必要になるかもしれません。 それは人生の目的の一部であり、目に見える助けや、見えない存在からの助けが受けられるでしょう。 とは言っても、大変困難な瞬間に、あなたに愛があるからこそ、みんなのために自分の限界を超えて行くことが必要な場合もあるでしょう。 気づきをもってください。 心に導かれるままに進んでいいのです。 天の助けを求めましょう。
「自分は一人ぼっちではない」と思い出すこと、そして人がそれを思い出すのを助けることが大切です。 そうすれば愛によってグループが親交を深め、うまくひとつにまとまるでしょう。 神に意識を向ければ、すべてが自然の道理にしたがい、超自然的な次元の様相をも帯びます。 あなたが何をなさるにしても、同時に神を思い出してください。 そうすれば、周囲の人を愛することも簡単になります。 喜びとは、愛が自然に表現されたものなのです。
今月を喜びにみちたリニューアル(新しくすること)と復活・回復の月にしましょう。
私たちは分岐点に来ています。 さて、どこに意識と心を向けましょうか?
すばらしい一ヶ月をおすごしください。
チャック