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ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2011年10月号

ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2011年10月号

      翻訳:ビジョン心理学トレーナー 大空 夢湧子


 

10月は大きな「誕生」の月。 今年後半のみならず、来年の調子が定められる月です。 今月はあらゆる期待も含めて、 すべてが誕生に関係しています。

人類の集合的な無意識が新たに誕生しようとしています。 私たちの態度、心構えによって安らかな誕生となりえるのです。 すると男性性と女性性が対等になり始めるでしょう。 そこからパートナーシップ、友情と流れ(フロー)へと 前進することになるでしょう。

これまで(人々の心の中で)女性性の価値がないがしろにされて来ました。 そのため現実にパートナーシップや親密さをもつのが困難になっています。 それによって私たちの成功は阻まれ、 (助けや恩恵を)受け取ることができなくなっています。

父権的で誇張され乖離(かいり)した男性性が これまで世界と人々の人生を動かしてきました。 何よりもこのことが人生を不均衡にしています。

女性性を尊重することが、意識を進化させる方法です。 受け取り、楽しむことができる能力はパートナーシップには不可欠。 それがあれば、犠牲と自分らしくない感じは終わります。 それにより競争とひそかな成功の怖れは癒やされ、 絆と豊かさによって強欲が解消します。 私たちがこれまで葛藤してきた、死んだような感じを通り抜けて、 絆の方に進む機会があるのです。

そうすれば愛と成功がかんたんにもたらされるでしょう。 リレーションシップとセックスの主なブロックが癒やされます。

そのもっとも簡単な方法はスピリチュアルなやり方です。

地球上に膨大な量の恩恵がやって来るでしょう。 今月は天使たちが残業しています。 問題とは怖れを擁護するためのものですから、ここは天使の助けをかりて 問題の先まで連れていってもらいましょう。 天はあなたともに歩んでいます。 もっとも日常的に見えることにさえも 天にすべてを任せてみましょう。 恩恵によって生きましょう。 恩恵があなたに降り注ぐのにまかせましょう。 恩恵にすべてをやってもらいましょう。 恩恵があれば、犠牲や役割や死んだような無感覚を生み出して、 仕事や人間関係やセックスの罠へとつながる 中核の家族のパターンの数々を簡単に癒やせます。

10月は、変化のために集合的な課題が動く一方で、 とても個人的な変動もあります。 私たちが与える愛のすべて、達成する癒しのすべて、 前進する一歩一歩が、自分だけでなく、 本当に集合的に人類の助けになります。 今うまく行ったことは、三倍になって戻ってくるでしょう。

2012年の地球の変化は今月から始まります。 でも、繰り返しますが、それは荒廃よりも、祝福と勝利に関係する、 もっとも簡単な誕生になり得るのです。 10月は私たちの愛と信頼からミラクルが生まれる月になり、 天の愛が集中して溢れだし、 時間と空間の法則を変えて行くはずです。 数々のミラクルが大きく広がり、啓示がやってくることもできるでしょう。 成功するために何が必要であり、 何をすることが求められているのかを認識し、 私たちの進むべき道を示すビジョナリーな答をこれが与えてくれるでしょう。 ここで出てくる問題は、自己攻撃を示しています。 あなたには自己攻撃ではない選択をすることができ、 それがもっとさらに成功すれば、 さらにもっと多くの自己愛を保つことができるようになれます。 あなたが現在受け入れているよりも更に大きな喜びを 受け入れることができるように、自分が開発されていくのにまかせましょう。 これからのさまざまな出来事について、私から提案したいのは、 こころをずっと神さまの方に向けることです。 そうすれば、何が問題になり得るでしょうか?

私が個人的にもプロとしても使っている ヒーリングの方法がふたつあります。 それはパワーのある言葉を用いて、 知覚を変え経験をも変える方法です。

ひとつめは、「わたしは未来を神の手の中に置きます。」 これは未来と未来への怖れを癒すとともに、 過去とその罪悪感をも癒してくれます。

ふたつ目は、「この世界は夢である」と認識することで、 天国に至る前に到着する楽園のように完全な世界である 「楽園(ザ・ガーデン)」とこの世界との間の何層もの知覚を 取り除く方法です。 その言葉とは、「この世界のうしろには、私が望む世界があります。」  

ここで紹介した言葉はいずれも「奇跡のコース」からの引用です。 私はこれらの言葉が、自己攻撃によるいかなる問題にも、 まるで玉ネギの皮をはぐように自己攻撃を剥がしてくれるのに 効果があることがわかりました。

10月が2011年の後半の調子、一般的な傾向を定め、 それが2012年の調子を定めるのです。 天体の加速化(セレスティアル・スピードアップ)と変動は 2024年までつづきます。 そして、この時期のすべてが、これからの千年の調子を定めるのです。 黄金の時代にもなり得ます。それを目指しましょう。

今月は、潜在意識や無意識の中に隠していたものを 多く発見する機会があります。 自分のもつあらゆる悪感情が、実は自分の考えの誤りに過ぎず、 被害者意識を感じ恨みを抱いていたことのすべてがいずれも共謀であり、 他人を使って自分を小さく見せるような行動をすると同時に 「自立」的になるための口実だったと発見するのは、 ちょっとした覚醒かもしれません。

自分たちのすべての責めと批判の下で、 実は、だれかを助けることができる時に攻撃し、 同時に自己攻撃もしていたとわかって驚くことになるでしょう。 潜在意識が明らかにしてくれるのは、このことです。 だからこそ、ゆるしがとても重要なのです。 ゆるしは自分と相手の双方を解放してくれます。

わたしが見つけたもっとも簡単なゆるしのエクササイズのひとつも、 「奇跡のコース」の中にあります。 あなたが誰かを何かのことで責めたい気持ちになっている時に、 ただ次の言葉を言います。 「私は、このことで自分自身をとがめることはしません。」 この選択によって、あなたと相手の双方が有罪から解放されるのです。

もしあなたに意欲があるならば、数々の無意識的なパターンも姿を表し、 より大きな自由を勝ち取ることができるでしょう。 私が今この原稿を書いている時点で見た限りでは、 危険性の75%は解消したと言うことができるでしょう。

多くの人々がこの時期に「地軸のシフト」を予測していますが、 私たちにはその状態を助けるためにできることがあります。 私たちが自分の中で個人的な地軸のシフトをすることができうるのです。

友人のピーター・エバンスによると、 人が神を見つけるために必要なエネルギーが2つあるそうで、 ひとつは上から頭頂部のクラウン・チャクラの中へと入ってくる 繊細で、恩恵に満ちたスピリチュアルなエネルギー。

もうひとつは足の裏からと、 セクシャルなチャクラである第1と第2チャクラから上がってくる、 きわめてセクシャルなクンダリーニ・エネルギーだそうです。

両方のエネルギーはハートの中で出会い、 私たちが「今、ここ」の中でバランスがとれ、 神を歓迎することができるようになるはずなのです。 それから、私たちはそれらの軸をシフトすることで、 繊細なスピリチュアルなエネルギーが下の方のチャクラに移動していき、 キメの粗い物質的なエネルギーが微細になっていくのです。

そして、セクシャルなクンダリーニのエネルギーが クラウン・チャクラへと引き上げられることで、 そこが活気づけられ活性化されます。

このことは、私たちが「意図する」ことと、 天使に助けを求めてやってもらうことにより 簡単に達成できます。

さて、これが展開していくのを助けるためには、 背骨の根底のベース・チャクラの、 おもな身体的な事故や、自己攻撃の一種である死にかけた経験を 癒す必要があるでしょう。 ベース・チャクラは生命力と元気の回復のチャクラです。

次に、自己像と自尊心のチャクラである第2チャクラを浄化するには、 私たちが性的に引きこもってしまった あらゆる傷心(ハートブレイク)に戻ることです。

第1チャクラについては、それらの出来事の中で、 「自分の中の扉、そして神への扉をいくつ閉めましたか?  自分自身から、そして神さまから何歩くらい引き下がりましたか?  あなたは自分自身と神を何パーセントくらい投げ捨てましたか?」 と自分に質問してみてください。

それから、自分自身への扉そして神への扉を次々に開き、 自分と神にもう一度つながるために必要なだけの歩数を戻り、 あなたが投げ捨てたパーセント分の自分自身と神が 戻ってくるのを歓迎してください。

それらの出来事に戻り、 あなたが自分の中で何サイズ分ぐらい縮んだのか、 そして父なるそして母なる神を少ししか尊重しないあまり 自分の中の神を何サイズ分くらい縮めてしまったのか、 を自分に訊ねます。

あなたの縮んでいたところに聖なる息吹を吹き込み、 それらの場所すべてで、神との関係の中に聖なる息吹を吹き込みます。 そのあと、あなたに霊的にも性的にも影響を及ぼした すべてのハートブレイクに関して同じことをします。

あなたはいくつの扉を閉めてしまいましたか? あなたは何歩引き下がりましたか? あなたは何パーセント投げ捨てましたか?

ここでもそれぞれの出来事のたびに、 自分が何サイズ分縮んだのかをチェックし、 神をあまりにも尊重しないために、 自分の中の神さまの大きさを何サイズ分縮めてしまったか をチェックします。

最後に、それらの出来事のすべてに行き、 それらの出来事の結果として、 いくつの「失われた自己(ロストセルフ)」ができたのかを訊ねます。 いくつの自己が死んだり、無意識になったりしたのでしょうか? 何人の自己が傷つき、入院したり、牢屋に入れられたりしたのでしょうか?

そのすべての自分を歓迎し、すべてを自分の中に戻し、 あたらしいより大きな完全さの中へ溶かしてあげましょう。

あなた自身や他人や人生から出てくる あらゆる自己攻撃をやめましょう。 あらゆる問題は自己攻撃であり、 それがどこから来たにせよ、潜在意識的にはあなたが命じたのです。

自己攻撃はさらなる罪悪感につながり、 それがそこから起きる攻撃をさらに強化してしまうのです。

過去と現在の人類の集合的意識の中で、 自分と他者への攻撃、そしてエゴの攻撃の歴史全体が、 変容されなければなりません。 安全で安らかな誕生を迎えるために、癒されるべきはここなのです。 攻撃がエゴの土台を作り、神をブロックしているのです。 そして人生に神の存在を再び招き入れることによって、 黄金の千年につながることができるのです。

ここに紹介したエクササイズやその他の方法を使って、 自分にできるところを癒すことによって、 あなたのパートを果たすことができるのです。 10月第1週に扱われるべきテーマは、 「対立へと大きく一歩」を踏み出したくなる誘惑です。 「対立するより他に良い方法があるはずだ。」と気づくべき時です。 あなたを対立の方に誘惑していることより、平和の方を選択しましょう。

第2週に自分を止めるもののすべては、 「すべてを手に入れることの怖れ」から守るための防衛にすぎません。

第3週は、「天才のストーリー」の幕を開けて、 一歩進んで助けを求める声に応えることに エネルギーと流れが集中しています。 天才とミラクルこそ、まさに現在の世界が必要としていることです。

第4週は、自分のなかの「中毒」の部分が表面に上がってきます。 中毒とは、自分の痛みや喪失を覆い隠すために私たちが使う、 この世界の中での執着です。 私たちは、自分の中の穴を埋めるために、 自分の外を探してしまうという根本的な間違いをしています。

ご自分のためにも、愛する人々のためにも、世界のためにも、 そこで表れてくるものが何であれ、癒す覚悟を決めてください。

月末の最後の数日間のテーマは「犠牲を癒すこと」。 「中毒と犠牲」という悪循環があるので、 これはその前の週のヒーリングにも助けになります。

今月は栄光か惨事か、平和か惨めさか どちらにころぶこともあり得ます。 癒しつづけ、一見ネガティブに見えるものを越えて その先まで行くと選択しましょう。 祈りつづけ、信頼しつづけ、ゆるしつづけましょう。 今月は人間的に大きくなりましょう。世界はそれを必要としています。

たくさんの愛と祝福をこめて

チャック・スペザーノ

2011年10月  ナイトライト・ニュースレター
フランクフルトからボストンへの機内で

 

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