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ビジョン心理学ナイトライト・ニュースレター2019年4月号


私たちそれぞれが展開しているプロセスや人生のパターンはあるものの、4月の大半は平和で、穏やかで、なめらかな航海となりえます。もちろん、中にはドラマの見せ場や十八番(おはこ)にはまったり、周囲の人々を使って注意を引こうとする人もいますが、それは例外です。

そのような場合は、起きている状況に責任を取ることが最も重要で、もし責任を取らなかったら、自分が被害者であるという見方にはまったままになってしまい、もっとも弱い立場に自分を置いてしまうことになります。自分でも気づかないうちに、恨みや否定的な出来事に向かおうという密かな目的を持っているので、ネガティブな状況が人生に起こってしまいます。

このような人々がいたら、祝福することが大切です。私たちは皆、それぞれのタイミングで過去にこのような状態にはまったことがあるのですから。中には、感情や恨みを長い間溜め込み過ぎて、それらが健康の問題や陰鬱な出来事として現れている人もいます。

4月のように、普段よりも静かで、特に大きな問題はないような月には、リラックスして、本来の自分を取戻し、起きていることを楽しみ、あなたの人生で問題のように見えているものがあれば何であれ、癒して変容する機会を受けとっていくことが大切です。

今月は、潜在意識や無意識のものを意識化しやすい時です。これによって私たちは力づけられ、気づきが高められ、人生の流れがより良くなるでしょう。すると、次のステップに対して「イエス」ということができるようになり、私たちの全ての問題の核となる原動力となっていた、変化への怖れを過去に追いやることができるのです。

ネガティブな状況の中で、正しさを振りかざしているとしたら、そこには罪悪感が隠れています。恨みや批判があるところには、私たちの罪悪感があります。罪悪感を持っているところはすべて、私たちが自分を責めている部分なのですが、そこでも自分を責めて行き詰っていることを利用して、天と戦おうとしています。

天は私たちを純粋無垢であるとしか見ていないのに、私たちは天を責め、あらゆる人を責めています。罪悪感は、怖れと私たちの権威との葛藤を隠す、強力な瞬間接着剤なのです。

平和な月である4月は、互いに協力することを通して親密感や結束(ユニティ)を高めるのによい時です。このように、ひとつに集まることで豊かさをもたらす分かち合いの土台ができるのです。

4月はまた、長いバケーションか、少なくとも何日かお休みを取って自分自身を取り戻すのに良い時です。忙しさ、強烈な世の中の雑音や、解決しなければならない問題などに巻き込まれていない時は、天との近さを感じ取りやすいでしょう。

これが起こると、天は私たちがみな、まさにお互いの一部であるであることを見たり感じたりできるよう助けてくれ、天の意義を感じることができます。今月は、平和があなたのもとにいられるようにしましょう。平和は、健康、喜び、豊かさ、そして愛を運んでくれます。

祝福できるものを数え、また他者も祝福しましょう。あなたが与えたすべての祝福は、自分自身のことも満たしていくのです。その逆は、文句を言うことです。文句は、満たされていない気持ちや欠乏感、そして何よりケチであることから生まれた攻撃性の現れです。

私たちが文句を言うのは、自分自身を与えていない時だけです。文句を言うとき、実は自分の中に隠れたギフトを持っているのに、それが与えられていないと言っているのです。問題というのは文句が形になったものです。エゴが私たちを人質にしようとしているのだ、私たち自身を弱い者であると認識させたがっているのだと気付いて初めて、私たちはより良い選択をすることができるようになります。

だからエゴは私たちの知覚をコントロールし、ギフトを内側に隠そうとします。惜しみなく与えることだけが、私たちを十分にもらえていないという感じから自由にしてくれます。あまり手に入っていないと思っているのは、自分自身に与えていないか、自分が文句を言っているその相手に十分に与えていないかのどちらかです。

愛することを通してのみ、私たちは十分な愛が与えられていると感じることができるのです。 4月、あなたが平和と祝福に満ち溢れますように。

 

ナイトライト・ニュースレター 2019年4月

無錫から東京に向かう機内にて