ビジョン心理学ナイトライト・ニュースレター2020年10月号
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今は誕生への前触れの時です。今月は新年まで続いていく新しい始まりの前兆の時期です。いつもやっていること以上のことを行う時です。現状維持で満足しているのは実のところ、展開しようとしている物事を減速させようというエゴの自己満足に過ぎません。
人々が自分のやり方を押し通すために戦っているのは彼らのいつものやり方といえます。人々の「独りよがりの正義」は、内面で自分は間違っていて罪深いと感じている部分を隠しています。私たちの内側には、いつでも正しくありたいが同時に他の人々とも同じでいたいという強烈な傾向があります。
私たちは集団から認められ、それでいて浮いてしまわないようにこういうことをします。また、反逆的な部分もあって私たちを様々なトラブルに陥れますが、私たちの真実の部分は、天命と充足感、偉大さのために努力します。
人生において、私たちの外側にある障害物として私たちに敵対するものは、実際は私たち自身が現状維持に対抗していると考えているマインドの部分であり、私たち自身がもっとも自分自身はこうだと感じている部分です。私たちは、自分と敵対するものは自分のマインドの破壊的で不誠実に見える部分を反映しているのだ、ということがわかっていません。全ての観念システムは、内側のそれとは違う観念システムをシャドーとして見ていて、私たちはそれを他者に投影するのです。
正しくあるために他者と戦う中で、私たちは慈悲、許し、愛というスピリチュアルな原則に従うことを断念してしまいました。私たちは、お互いに歩み寄ることによってのみ、平和で、相互依存的で、賢明で、天とつながっている深遠な新しい意識をもたらすことができます。今月は効果性が高まり、効率性を追い求める多忙さから、マスタリーレベルのセンターにいることへと移行します。
10月もそれなりに問題はやってきますが、私たちが正直であれば、自分自身から隠してしまったものを直視することができます。すると、実際は私たちが抱える問題の90%は、私たち自身が自分を減速させて引きこもるため、怖れから作り上げてしまったものだと認識できるでしょう。愛への怖れが私たちを不自由にしてしまうのです。
中には補償行為をして、愛に身をささげているふりをして自分自身をだます人もいますが、破壊的な結果は同じです。私たちは、「愛とは犠牲であり、完全な愛である神は私たちに、自分を破滅させてしまうほどの究極の犠牲を強いるだろう」という観念を持っているため、愛を怖れています(ア・コース・イン・ミラクルズより)。
これによって私たちは、競争に打ち込んでエゴに主導権を持たせる人間関係を追求してしまうのです。エゴには自分が誰よりも良いと証明したいという願望があり、追い詰められた時には「神が完了していないやり遂げていない仕事を私がしなければならない」といって、犠牲を正当化しようとするでしょう。
エゴは、神ほどには私たちに犠牲を強いないと私たちを納得させたので、私たちはエゴの側に立ってきてしまいました。しかしエゴは裏切り者です。実際は、エゴは攻撃し、約束に反して犠牲を要求します。犠牲がなければ、それは罪悪感もないということなのです。(ア・コース・イン・ミラクルズ)。
もし無垢さだけがあったなら、天の庭に戻るようなレベルの絆と融合を体験しているはずです。エゴは攻撃しながら、私たちにここから抜け出すには死ぬしかないと主張してくるでしょう。私たちが神に、「エゴは私たちに何を主張してくるでしょう?」と尋ねたなら、神も「エゴはあなたたちに死ねと言うよ」と答えるでしょう。
私たちが「嘘の父」であるエゴに「神は何を勧めてくるか」と尋ねたなら、エゴは「神はあなたに死ねというだろう」というでしょう。エゴは常に嘘をつき、神は常に真実を伝えるので、あなたは安全にエゴの答えの反対を選んで、生きることを選択することができます。
死を選ぶものは何でも、生命の法則である神ではありません。あなたが鬱状態だったり、ひどくがっかりしている部分があっても、あなた自身を取り戻すための恩恵がやってきています。そのことを歓迎しましょう。あなたがおびえていたところで、自信と大胆さと情熱を取り戻すよう呼びかけられていて、今月はそれをするのに良い月です。
10月は、エゴが全体の最高司令官であろうとしている競争からくる倒産についてわかり始めるでしょう。エゴは競争の中で最高の位置につけないとなると、負ける側の位置に着こうとするのです。
エゴは常に私たちを誰かのの上か下に位置づけようとし、そこに平和が訪れる可能性はありません。しかしいったん、エゴが罪悪感や罪悪感からくる怖れを隠していたスポットを見つけ始めれば、それらが表面化したときに全く違ったように見えることがわかるでしょう。
するとすべての競争や怖れの症状が明らかになってきて、もはやエゴの観念システムや間違った知覚や裏切りを軽率に受け入れることはしなくなるでしょう。
10月は、友人やメンター、献身的な家族のサポートがあなたの執着を手放す意欲に違いをもたらしてくれます。あなたが今どんなプロセスにいても、ポジティブな結果が来ることを信頼して、次のステップに全身全霊で自分自身を与えましょう。
もし執着したままでいることを選択してしまうと、最も困難な誕生を迎えるか、ひと月に30年分の成長を遂げられることもできるはずなのに、冬眠のような状態が続いてしまうでしょう。今わかっていることを、もし30年前に知っていたらと想像してみましょう。
もし過去30年の間、真の理解があったなら、もっと幸せで成功していたのではないでしょうか。今見えているのは、今月は天の計画が加速していることを体験することもできるということです。この恩恵を活かしてください。今、選択し、最高の、最も加速したひと月を過ごすことを選択し続けてください。
多くの人々が眠ったような状態のままでいて、またかなりの人々が突然のイヤな目覚めを経験している一方で、癒しに打ち込んでいる人の中には、共にいる人々との間で魅惑的な小さなオアシスのように安らげる場を見つけられる人もいるでしょう。覚えておいてください、あなたは卵をつるんと産み出すような、簡単な誕生を迎えることもできるし、陣痛に4日間かかって何度も絶望的になるような、そんなお産を経験することもできます。あなたが選択するのです。あなたは、自分が受け取るに値するものを自分に与えているのです。真実は、あなたは最高のものを受けとるに値するということです。
追伸:
先月を安全な月として終えましたね。よくできました!
P.S.
2020年10月ナイトライト・ニュースレター
ハワイのカネオヘにて
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翻訳 春日井しの 栗原弘美