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ビジョン心理学ナイトライト・ニュースレター2020年11月号

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11月もまた移行の期間ですが、もし準備ができていて意欲もあるなら、人生の新たな章を始めることもできます。2020年は比喩的にも、象徴的にも、”20/20 vision(正常視力ー日本の視力1.0にあたる)で見る”、正しい判断をする、という意味があります。今年は日常的なものの見方から霊的な高みに移行することになるはずの年です。

霊的な視座がなくては、あなたは個人的な災難も集合的な災難も信じ切ってしまいます。天の愛はあなたの周りに満ちているのですが、あなたはエゴが見せているビジョンを信じ込んでしまいます。そしてその自分が作り出した災難を信じているその「信仰」が、あなたにそのとおり帰ってきます。

信仰心か怖れのどちらかしかないのですが、そのどちらに投資するかは、あなたが決めるのです。そして起こる結果が、あなたが自分のマインドのパワーをどこに注いだのかを見せてくれます。物事を批判的にみたら、自分が批判されたような気持ちになるでしょう。愛と共に見たら、神の愛の証拠をそこかしこに見ることになるでしょう。

ア・コース・イン・ミラクルズには、「現実は安全で確実であり、すべての人や物に寛容であるということを受け入れる以上に偉大な愛はない」と書かれています。これにより「災難は現実ではなく、現実は災難ではない(ア・コース・イン・ミラクルズ)」ということがわかり、喜びが生まれます。

これが、エゴの罠から人間的なレベルのビジョンへの転換であり、それはさらに、「霊的ビジョン」という、よりよい道へと招かれていくのです。霊的ビジョンとは “この世に生きていながらこの世に属してはいない” という、この世界の幻想を超えたところに踏み出すということです。

これは、「私たちは魂のレッスンを学んでより完全に喜びに満ちた状態になるよう、人生という名の壮大なビデオゲームをプレイしているのだ」という気づきを持つことです。もしも執着したり、真実ではない感情移入をすると、私たちはそれによって苦しみ、この世界の中に閉じ込められたままになってしまうでしょう。

ア・コース・イン・ミラクルズには、「精霊の解釈に任せたならば、そこには歓喜しかない」と書かれています。一方、執着と罪悪感は共に手を携え、私たちが他者から奪おうとしている部分を現しています。これは、私たちがちっぽけであるという傲慢さ、そして自己価値のなさから来ています。

神にとって私たちは完全に価値があり、かけがえのない存在ですが、私たちは自分の傲慢さによって「嘘の父」であるエゴを信じてしまいます。傲慢さは愛することはしませんが、愛は常に分かち合います。エゴは私たちに「攻撃は力であり、他者を批判し、その批判したものから自分を分離しておくことで自然と優位に立てる」とほのめかします。

今月は、あなたの愛をもって見ること、キリストの愛と許しのまなざしを通して世界を見ることができるよう、大きな飛躍ができます。すると、この世界を超えた絶妙な世界を見ることができるでしょう。

この世界に生きていたことのある全ての慈悲、慈愛、贖罪のアバター(神や仏の化身)が皆、助けるためにここに戻ってきています。ですから、分離、コントロール、正しくいようとすることだけを望んでいるエゴにあなたの信頼を向けないように。

子どもは世界を驚きに満ちた目で見渡します。子どもには養ってくれる家族がいます。私たちにも面倒を見てくれる天が存在するのですが、私たちは犠牲のサイクルにはまり込んで、すべて自分でやらなければならないと感じています。これが、自分で作ってしまっている忙しさです。天がすべてを取り仕切っているので、もうコントロールを手放してもよいのです。

エゴは、かき集めた特別さで媚びへつらいます。天はそんなことをする必要はなく、愛と奇跡だけをもたらすので、もっとうまくやることができるでしょう。成すように言われたことについては、天が私たちをとおして恩恵の巧みさにより成し遂げてくれます。

精霊の解釈は喜びをもたらしますが、エゴの目は問題や災難だけを見ます。あなたは何に信頼を置きたいですか?イヤな気持ちになったり、問題を持った時には、心の中に精霊、タオを招き入れてください。

すると、自分の問題からくる強迫的な考えから解放されるでしょう。あなたの解決不可能な問題は、実はあなたが変化を怖れ、世界への執着を失ってしまうのを怖れているから存在するだけで、自分を幸せにするのは何か外側の世界にあり、自分の内側にあるのではないという考えから来ています。

もっとよい方法があり、それを見つけたら、分かちあうことができます。すると、世界のために、天上の計画を加速化するボタンが押されます。時空の扉が開き、即座に結果がやってきます。あなたのマインドの中で、まだしがみついていたい部分はありますか?そこがあなたのエゴであり、エゴはエゴに忠実な者を裏切るのです。(ア・コース・イン・ミラクルズ)

パンデミック、カリフォルニアやオーストラリアの山火事、ハリケーンや地震など、大規模な集合意識レベルの問題はそれぞれ、世界のニーズを満たすために意識を上昇し、科学やビジョナリー、霊的な分野におけるブレークスルーを打ち立てるために起こったのです。

このような厳しい時期には、人々は信頼を失いかけて苦しむものです。そして時には、前からの困難が残ったままのところに新しい困難が立ち現れるにつれ、最も楽観的な人々でさえ、気づかないうちにストレスや不安、怖れの深い層に沈み込んでしまう場合もあります。

あなたが正しさを振りかざし傲慢であったなら、あなたの敵によって演じられているシャドーを見続けることになります。でもそれは、単にあなたのマインドの中の映画ですから、シャドーはずっとあなたにつきまとうでしょう。

さて、あなたはこの移行期をどのように体験していきますか?蹴散らし、叫び、悪態をつきながらですか?自分が作り出した状況に憤慨しながら?それとも、愛の目を通して物事を見られるように、天の助けを求めながらでしょうか。

正直に自分の人生を見つめてみましょう。あなたは、エゴの解釈と愛のビジョンのどちらが欲しいでしょうか?「災難は現実ではなく、現実は災難ではない(ア・コース・イン・ミラクルズ)」というキリストの喜びに満ちたビジョンを受け入れたら、人生はどのように見えるのか想像してみましょう。2020年、私たちは、「パートナーシップと天の視点で見ることだけが答えである」という時を生きています。

私たちが不可能だと思い込んでいたことは、ただミラクルをお願いし、歓迎すればよいだけだったのだと学びましょう。「懼るるなかれ」は、聖書の中に最も頻繁に登場する文です。天の愛と恩恵、つまり聖なる愛があれば、すべては可能です。今まではゆっくりとした進化でしたが、神聖な計画の次の段階が、もうそこまで来ています。精霊の解釈は常に喜びをもたらします。それを招き入れ、受け入れましょう。

ナイトライト・ニュースレター 
2020年11月ハワイ州オアフ島ノースショアにて

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翻訳 春日井しの 栗原弘美