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ビジョン心理学ナイトライト・ニュースレター2020年4月号

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私たちは変わってくださいと言われています。今は、思いやりを持ちつつ変化するように頼まれています。もっとずっと悪い状態になることもありえるのです。しかし私たちは4月を、スローダウンして自分自身とつながり、周囲とつながり、天とつながる機会とすることができます。

これまで私たちは成功の名のもと、前へ前へと進んできましたが、間違った場所を探し、成功とは何かについて単眼的なものの見かたをしてきました。私たちは内側を見ること、自分自身や人生を当たり前のものだと思わないようにすることを求められています。

私たちは、つまらない人生や強欲な人生を生きろと言われているわけではありません。私たちは幸せを求めて自分の外側に幸せを求め、がっかりしたり幻滅したり、ハートブレイクを経験したりするために創造されたのでもありません。

その反対に私たちは、どうやってこの肉体というもろく壊れやすいエゴのバリアを超えてつながり、私たちを結びつける愛を見つけることができるかを学ぶことを求められています。私たちは皆、自分のエゴが書いた脚本のとおりに生きていますが、天が私たちのために用意した脚本はたったひとつ、目覚め、私たちは自分の家にいるのだと気づくことなのです。

私たちは創造性よりも、むしろドラマに頼って生きています。分かちあいよりも欠乏感に従って生きています。潜在意識化では自分たち全員が共謀して状況を作り出したのを隠しておきながら、まるで他者が自分の喪失の原因を作ったかのように、憎しみの力を借りて生きています。手をさしのべる代わりに、怖れを頼りにして生きています。

英雄的飛躍よりも、言い訳を生きています。本当は偉大なのに、自分は小さいというふりをします。劣等感を何とか鎮めるために優越感に頼って生きています。隷属するという願望をひそかに持ちながら、支配しようと試みます。

私たちは、人生の大部分を、罪悪感と失敗感を隠すための補償行為をしながら生きてしまい、自分がしていることを本当の意味で楽しんだり、受け取れるはずのものを受けとることができないでいます。私たちは本当の意味での親密感や成功を知りません。コントロールし過ぎてしまったために、人生がコントロール不能になってしまったのです。

平和や平和をもたらすもののためにこの4月を使うこともできます。そうしなければ怖れに押し流されてしまうでしょう。私たちは、死への怖れを避けるために、実に速いペースで生きています。しかしこの速いペースは死を引きつけます。速いスピードは、その下に死の誘惑を隠しています。4月は、死の誘惑のための月になるべきではないのです。

4月は本来、誕生への招待状となるべき月です。方向性を正し、人生を変えるはずの月なのです。隔離されるというのは、自分と最も近い人々との親密感について学ぶということです。「じっとしているとおかしくなりそう」なのは、ひとりでいるのに我慢できないからです。

自分の内側を見つめ、エゴがでっちあげた厚い黒雲を抜けて十分に深く入っていけば、そこには光だけがあり、天がすでにすべてを対処してくれているのだとわかるでしょう。あなたは光の恩恵を受けとり、あなたの周りの人々は、あなたが招き入れた光によって、絶望の鎖から自由になるでしょう。

リラックスして、内側に入っていきましょう。ひとつひとつの想念が浮かんでくるたびに、心の中でこう言います。「この想念は私を平和から遠ざけるという目標をあらわしている」。15~20分後には、とても平和に感じられて、天からあなたに降り注ぐ愛の光を受けとることができるでしょう。すると多くのことが明らかになります。自分について、周囲の人々について、そして自分がどこに向かっているかについて。これを毎日、実践しましょう。

私たちは人類の一員として、集合無意識を開いて浄化する勇気を持ちました。パンデミックはここから来ています。集合無意識を開くと怖れと大惨事に満ちたパンドラの箱を開けることになりますが、そこで私たちはそれらを癒して変容し、方向性を正すことができます。

太古からの闇はこれまで私たちのマインドの一部にあり、天に帰っていく道筋を見えなくしていました。今起こっていることは、実は私たちの家路を妨げるのではなく、助けるものなのです。

天から、そしてあなたを愛し、あなたに心を留めている人々全員からあなたにそそがれる祝福を受けとりましょう。怖れないでください。あなたの心の中で始まる誕生を見届けましょう。そして、『奇跡講座(ア・コース・イン・ミラクルズ)』にあるように、「あなたの世界を奇跡によって優しく照らしてもらいなさい」

ナイトライト・ニュースレター 2020年4月
ハワイ州カハルウにて
翻訳 春日井しの 栗原弘美