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ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2007年10月号

ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2007年10月号

      翻訳:ビジョン心理学トレーナー 大空 夢湧子


 

10月はゲートウェイ(出入口)の月です。ゲートウェイとは始まりであり、それ自体がひとつのイニシエーション(開始・入会式・成年式・手ほどき・伝授)なのです。イニシエーションによって能力や資格が与えられ、かつて失われ、捨てられていた自分の一部を取り戻すことができます。自分の内面に怖れを抱えていると、目の前にゲートウェイがあっても目に入らないことがあります。ただ単に目に入らないというよりも、怖い時には、すぐ目の前のゲートウェイを巧みに避けてしまいがちです。  

ゲートウェイが提供されているというのは、小さなことではありません。それはワンネス(すべてとひとつである状態、一体感)への近道なのです。ゲートウェイは、我々に天命を思い出させてくれるもの。天命とは、自分がどのような人間である(be)ためにこの世に生まれてきたのかです。それは深い恩恵と充足のある場所です。天命を生きるとは、自分以外の誰かになろうとしていたのをやめて、本当の自分になること。時間が存在する世界では、もち時間が短いことに我々は気づきます。そして、本来あるはずの自分、本当の自分を受け入れるのに完璧な時は「今」なのです。自らの天命に目覚めるのは、人類と神への深い愛からです。  

あなたの愛する人々のために、必死に助けを求めている地球のために、天のためにも、本来の自分になってくださいますか? あなた本来の立ち位置につくことに「はい」と言ってくれますか? あなたの天命に対して「はい」と言ってくださいますか? あなたは、犠牲としてではなく、愛のギフトとして自分を与えてくれますか?

あなたは天に向かってこのように言ってくださいますか? 「私の手をとってください。私の手を、助けるために使ってください。私のハートをとってください。私のハートを、愛するために使ってください。私の声をとってください。私の声を、他の人々のために使ってください。私の精神をとってください。私の精神を、恩恵をもたらすために使ってください。この足をとってください。あなたが私を行かせたいところに、私は参ります。私を使ってください。この命をあなたが望むように使ってください。私は天と地をつなぐあなたの懸け橋になりましょう。私を使ってください。」と。    

天と地をつなぐ懸け橋になることは、覚醒することを除けば、もっとも高いレベルの天命です。それは、たとえて言えば司祭長や女教皇になることなのです。今月は、(男も女も)特に自分の中の女性性の側に立ち、女教皇として天と地をつなぐ働きをすることができるのです。ほとんどの人々にとって神様というのはあまりにも遠い存在に思えるので、女教皇が神を地上にもたらすのです。人々があまりにも低い場所に留まって動きがとれなくなっているとき、女教皇は神様の存在を思い出し、それで人々が引き上げられるのです。彼女は、天と地をつなぐ生きた懸け橋です。彼女は、愛の人生、つまり彼女の本来の人生を生きるために、人生を捧げています。彼女の中に彼女の部分はほんの少ししか残っていません。かつて彼女であったところは、今はより天そのものになっています。彼女はミラクルの懸け橋なのです。  

あなたの前にゲートウェイがあります。もし見る目があれば、実はすべての人が自分にとってのゲートウェイなのだとわかるでしょう。あなたは、本当にゲートウェイが数多くある月に入ったのです。あなたの愛によってのみ、怖れの向こうにあるものを見る目が与えられて、自分に与えられているものが何なのかを認識できるでしょう。どのような状況でも、あなたが達成する必要があることを達成できるように、毎瞬、天のギフトと恩恵が与えられています。あなたが神の存在を思い出す時、他の人々もまたその存在を思い出すのです。(意識の中に)神の存在が入ってきた所では、幻想や苦しみが消えていきます。  

あなたがすでに人生を癒しや奉仕のために捧げているなら、今、更にその先に一歩進むことができます。それは、あなたのあり方・存在(being)を、神(Being)へと近づけてくれる一歩です。自分の人生を天に捧げることが、あなたに求められているのです。ちっぽけな自分の人生のためだけでなく、より大きなもののために生きることが求められています。愛のために生きることが求められているのです。あなたが慈悲と大いなる善に目覚めているなら、今もっとも進歩することができます。  

9月は、潜在意識や無意識の中の大きくて複雑な罠を解消する助けとなる月でした。それは10月になっても続き、気づきによって、太古からのエゴの罠を越えた新しい始まりへと導かれます。あなたに提供されるすべてのゲートウェイを通り、イニシエーションを受け、女教皇として自らを捧げることを選択なさるなら、楽になり、自由と安全を得ることができるでしょう。それは、自分自身を十分に与えた人が自然にもっているものです。心配や心が乱されることなしに生きて、全面的に自分の命を賭けることができるでしょう。自分自身やご家族のために、このように楽な状態を当然の権利として受け取ってください。神の存在に気づくのに必要な平和を求めてください。  

今月は、エゴと、苦しみと死というエゴの策略への投資を手放して、より自分らしくなる機会が提供されています。エゴがあなたではなく、あなたはそれ以上の存在です。あなたは、苦しんで死ぬために生まれてきたのでなく、生きて、十分に愛するために生まれてきたのです。あなたがこのことを思い出した時にわかるでしょう。10月は日常生活がゲートウェイやイニシエーションで満ちた月であり、ほとんどの人がそこから目を逸らしてしまうのです。今月をあなたの月にしてください。気苦労や心配事は神様の手の中にゆだねてください。愛があなたをストレッチしてミラクルの懸け橋にしてくれるでしょう。

愛と祝福が今月のあなたを満たしますように。 アディオス。

チャック・スペザーノ スペイン、フエンヒローラにて2007年10月

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